41話 ページ42
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問いかけてきた宮地くんは冗談に言っている表情ではなかった。
腕を引っ張られ宮地くんに覆い被さる感じになってしまった私。
「み、宮地くん?」
宮地「俺さ、今理性保てるほどまともじゃねぇよ?Aが高尾好きなのは知ってる。だけど俺やっぱりお前の事好きなんだ」
「好きって?」
宮地「女として。わり、我慢できねぇ…」
「んっ、みっ…」
宮地「喋んな。轢くぞ」
頭も身体も押さえ付けられ、口の中には舌が入ってくる。
このまま抵抗したら…宮地くんを傷つけるのかな?
そしたら前みたく居られなくなっちゃうのかな…?
そんなのやだよ。
宮地くんは私の大好きな人だもん。
”友達”として。
こんなとこ和成に見られたら…
どうしよう…。
色んな不安から私は涙を流してしまった。
宮地「本当悪い。嫌だったよな。どうかしてた」
「違う!やだとかそんな問題じゃない!私は宮地くん大好きだよ!でもそれは…友達としてで…。私はやっぱり和成が好きだし、あの…欲張りだけど、宮地くんと気まずくなるのはやだよ」
宮地「泣くなって。もう俺の気持ちは伝えたし、またいつも通りの俺らでいよーぜ」
「うんっ!!」
# 高尾side
大坪「高尾、何してんだ?」
高尾「宮地さんばっかA先輩独り占めしてズルいっすよ!!俺も風邪引くー!!!」
緑間「馬鹿め」
木村「だから水風呂にずっと浸かってるのか」
高尾「俺もA先輩に看病してもらいたいんで!!」
大坪「駄目だー。ほらちゃんと湯であったまれー」
そんなこんなで、部屋へ戻るとまだA先輩の姿はなかった。
まだ宮地さんとこ居んのかなー?
ちょっと行ってみようとした瞬間にドアが開いた
「和成ー?どうしたの?」
高尾「A先輩、風呂入ってたんすね」
「うん。宮地くんさっき寝たから入ってきた」
高尾「宮地さんばっかずりぃ!!」
「何がー?」
高尾「A先輩、独り占めしてズルいです。俺も独り占めしたいっす!!」
「ぷっ、どうした和成」
吹き出して笑う先輩にイラっとした
高尾「先輩、ムカつく!もういいです!おやすみなさい」
あーあ。やっちった。
意地焼けてる自分が恥ずかしい。
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ろん(プロフ) - フルネーム…?? (2017年12月27日 14時) (レス) id: 8d7d8fb0a3 (このIDを非表示/違反報告)
( 裕 ) ¦ な ~ ちゃ ッ く !!(プロフ) - すごく面白いです!続き楽しみです!!あと、赤司くんのやつも更新して頂けたら嬉しいです。 (2017年2月17日 17時) (レス) id: 14685325bc (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 美友さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです(´-`).。oO(続編もよろしくお願い致します!! (2015年10月16日 22時) (レス) id: 8355c2edd2 (このIDを非表示/違反報告)
美友(プロフ) - もうにやにやしながら毎日読んでます( ̄∇ ̄) 続編みたいです!! (2015年10月16日 19時) (レス) id: 5e0c93aa92 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - パフェさん» 甘える宮地さんが書きたくなってしまいました(笑)←これからも頑張りますのでよろしくお願い致します!コメントありがとうございました(´・・`)! (2015年10月9日 23時) (レス) id: 8355c2edd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みく | 作成日時:2015年9月18日 11時