今日、処女捨てます。【高○】

２５話 ページ25

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走って教室へと戻った


涙が流れそうで顔を上に向ける


教室の電気がやけに眩しく感じる




宮地「何してんだお前」


宮地くんは私的には心を許してる友達だと思う。

辛い時にそんな人に声掛けられると余計涙腺が緩んでしまう瞬間ってあるよね。



宮地「は！？俺なんかお前にした！？」


「ダメだ〜。宮地くんの顔見ると我慢出来ないよ」


涙を流してそんな事を言う私を不思議がりながらも宮地くんは教室から連れ出してくれた。




雨のため屋上は諦め保健室の椅子へ腰掛ける私達。


先生は職員室でやる事があるらしくタイミングよく出て行った。




宮地「そんで、どうしたんだ？」



「和成がよく分からない」



宮地「は？」




和成からの告白も、さっきトイレで聞いた女子生徒の話も全部一通り宮地くんに説明した。




宮地「泣くなって。取り敢えずお前高尾の事が好きなんだな」



「まだ分かんないよ」



宮地「じゃあ何で泣いてんだよ。少なからず気持ちがなかったら泣く訳ねぇだろバカか。」



「何か今までの元カレと気持ちがちょっと違うんだよ。好きだけど怖いみたいな？何かたまに胸の奥が痛くなるの」




宮地「お前ってまともな恋愛してこなかったんだな」




「え？どういうこと？」



宮地「それが本当の”恋”ってやつなんじゃねーの？愛情があるから苦しいんだよ。言ってること理解出来るか？」



「何となく。」



宮地「まぁ、このタイミングで言うのもなんだけどシルバーウィーク合宿になったからな？そこで高尾との気持ち考え直すのもありなんじゃね？」



「合宿？！私も？」



宮地「ああ。まぁ後で部活終わりに合宿の話はすると思うけどな。」




「合宿か…」




宮地「深く考え過ぎんな。取り敢えず授業始まるから戻るぞ」



「うん」

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