第７話 ページ8
「･･･他に言いたい人はいないみたいね･･･」
金髪の男は辺りを見渡してからサラに声をかけた
「それじゃーサラちゃん。詳しく話を聞きたい人に色々尋ねてみてくれるかな」
「え？私がですか？」
「うん、オレみたいに警戒されてないし角が立たないでしょ」
「分かりました」
サラは怯えたままの少女の背中に手を置いた
「あうぅ･･･？」
震えていた少女は段々落ち着きを取り戻した
「うぅ･･･ありがとうございます･･･」
落ち着きを取り戻したが少女はまだ話せる状態にないように見えた。サラは金髪の男に声をかけた
「あれ？オレ自己紹介したっけ？オレの名前は篠木敬二だ。警察官やってまーす」
ジョーは驚いたように目を見開いた
「はぁ！？警察！？」
「そーだよー。だからおまわりさんを困らせないよーに。･･･まぁ巡査じゃないけどね」
「だ、だったら最初からそう言ってくれよ！」
「事件の捜査中に拉致されちゃったからねー。明かすタイミングが難しいんだ」
「警戒して損したぜ･･･ったくよー･･･」
「･･･もしかしたらその犯人グループに捕まっちゃったのかねぇ」
「犯人グループ？」
「ケチな窃盗グループだよ。今回の事件とは関係ないと思うんだがなぁ」
「同僚の人はここにはいないんですか？」
「いないねー」
二人組できたヤツもいれば、俺みたいに一人できたヤツもいるってことか
「オレが気になるのは彼･･･かな」
ケイジは警戒した様子で俺を見た。他の奴らも俺を警戒した様子や怯えた様子で見た。サラはある程度の距離を取って俺に話しかけた
「自己紹介を、お願いします」
「早乙女迅だ。職業は葬儀屋」
「葬儀屋？なんだそれ」
ジョーは首を傾げた
「葬式の日取りを組んだり、式の用意をする仕事。ふーん、何で葬儀屋さんが？」
ケイジは相変わらず警戒している。何をそんなに警戒しているのか、さっぱりわからん
「その服はどうしたんですか？」
サラは俺の服を見て尋ねた
「服？」
そんなにダサい恰好かな？と自分の身なりを見た。白いパーカーにジーンズ。おしゃれとは言えないけど別に変ではないはずなんだけど？
「ダサい？」
「そ、そうじゃなくて･･･」
ニット帽の男は青ざめて俺を見た。
「何じゃ！それは！血か！？」
Qタロウは本題を尋ねた
血？パーカーの正面は真っ赤な血がべっとりとついていた
「あーあ、お気に入りだったのに」
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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが･･･。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (
レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか？ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね！上から目線ですみません（´･ω･｀） (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月9日 14時
