第３５話 ページ37
ジョーはがっくりと肩を落とす
どんまい
「サラさん。何故カンナさんはアナタに聞こうとしたかわかりますか？」
「え･･･」
カンナはフラフラとサラを探していたようだった
「きっと、お姉さんに似ているのですよ。だからアナタの言葉が欲しかった」
「私が･･･」
「ここを出るまでの間･･･アナタがカンナさんのお姉さん代わりになってあげて下さい。ジョーくんは弟で」
「そこは兄貴でいいじゃ無いッスか！」
「お兄さん代わりはジンさんがやってくれますからね」
「だとよ、弟クン」
ジョーは落ち込んでいた肩をさらに沈ませた
「ふふふ･･･では、また･･･」
ミシマは去っていった
「あの･･･」
サラは俺に話しかけてきた
「私がカンナの姉代わりって･･･できると思いますか？」
「難しく考えなくていいでしょ。今の君なら十分にできると思うよ」
サラはありがとうございます、と礼を言った
俺たちはソウを探しに探索に戻った
食堂に戻ったが、特に変わった様子はなかった
サラがテーブルの上から一本のダーツを手に取って俺に見せた
「これって、さっき外したやつですよね」
「クソゲーのダーツか」
「ク、クソゲー？」
ジョーは何のことか分からない様子で首を傾げたが、小さなダーツを拾って食堂は後にした
一度探索したところも何かあるかと酒場に向かう
バーの中にはミシマとギンがいまだに探索していた
ミシマは振り返ると俺に近づいた
「むむ！それは何ですか！？」
「え？どれ･･･？」
「その葉巻ですよ！まさか未成年のお二人が持っていたのではありませんね！？」
ミシマはサラとジョーを交互に見たが二人とも無言で首を振った
「赤い自販機に残ってたんだ。手掛かりになるかと思って」
「そうでしたか、疑ってすみません。ふむ･･･どうも学生を見ると教師モードに入ってしまいますね」
「仕事モードってやつ？分かるわ〜」
俺も式の準備や、式中は格式ばった礼儀作法、言葉遣い、服装で挑むものだ
こんなにフラットで砕けたやつじゃないんだよ、俺
「しかし･･･そのまあ･･･なんですかねぇ･･･やはりソレは私が預かっておきましょうか」
俺の手から奪い取ろうとしたのでひょいと避けてやる
その弾みで俺のポケットからライターが滑り落ちた
「ふむ･･それは何ですか？」
「これ？ジッポライターだけど」
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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが･･･。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (
レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか？ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね！上から目線ですみません（´･ω･｀） (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月9日 14時
