殺戮の天使～偽りの後日談 (ページ10)

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帰って　暗め　【グレイ＆男主】ページ10

部屋の扉をノックするが返事はない

黙って部屋に入ると、美しい銀色の髪を赤く染めた青年がベッドの上にいた

真っ白なシーツも所々赤く染まっている

グレイの拾ってきたこの番犬はたまにこうなる時がある

全身が血に染まるほど残忍な殺し方をしたのだろう

青ざめたエディに頼まれて見に来てみればこの様子

「････ヴァル」

『うるさい、出ていけ』

もう一度声をかけようとすると無言で銃口が向けられた

グレイは逃げるそぶりを見せずまっすぐに見つめる

『･･･何なんだよ、お前は』

ヴァルはゆっくりと立ち上がるとグレイの方までゆらゆらと歩く

目の前に来ると鉄の匂いが鼻をつく

ヴァルはグレイの肩に頭をうずめると長く息を吐いた

グレイはよく見ると肉片やらなにやらよく分からない何かも付けているヴァルの頭を撫でる

「とりあえず、風呂に入れ。シーツと服も洗うのだぞ」

『はいはい、ほら帰った帰った』

しっしっと手で払いながら追い返すので大人しくそれに従うことにした

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結局何が書きたかったのかよく分からないんですけど、元軍人の血が騒ぐとかそんな感じです((