殺戮の天使～偽りの後日談 (ページ9)

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なにこの消し炭　注　【ザック＆男主】ページ9

『何これ』

ヴァルがＢ６に訪れて開口一番に言った言葉だった

「飯･･･だったもの」

『いや明らかに炭でしょこれ･･･』

確かスナック菓子ばかり食べるザックにグレイが食材を渡したところまでは見た

しかし、一体どうやって転べばこうなるのか。そっちが気になって仕方ない

『料理できないなら初めからそう言えばいいのに･･･』

「クソ神父が渡すから適当にやれば何とかなると思ってたんだよ！」

『何とかなるわけねぇだろ！ドラ○もんの未来道具じゃねぇんだよ！』

ザックが馬鹿なのは知っていたが、まさかここまでとは･･･

しかし、ここで引けばまたしばらくスナック菓子で３食済ますだろう

『仕方ない･･･あるもので作ってやるから大人しく待ってろよ。お菓子食うなよ』

「おー」

素直なのは大変素晴らしいのだが･･･なぜここまで馬鹿なのか

なんて言ったら真っ二つにされるので黙っておく

無事に残っていた食材を使ってクラブハウスサンドを作ってやった

パストラミビーフとレタス、トマト、チーズをトーストに乗せただけの簡単なものだけど

渡した瞬間ものすごく不思議そうな顔をしてから一口かじった

どうやら味に問題はないようで全て平らげた

『ちゃんと三食食べること。分かった？』

「あ？んなこと言われても俺料理できねぇし」

『じゃあ教える』

「･･･お前が作りに来いよ」

『えー･･･俺も暇じゃないんですけど』

「お前の飯うめぇし･･･ちゃんと食えるし･･･その･･･」

目線を泳がせながらぼそぼそと何かを呟いている

『何だよ、素直に俺の飯が食いたいって言えば･･･』

「って何言ってんだ！？」とそこまで言って自分で気づいた

「はぁ！？俺は別にテメェの飯が食いたいわけじゃ･･･！」

『分かった分かった、作りにきてやるから自分でレシピ覚えろよ！分かったな！？』

逃げるようにＢ６を後にした

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クラブハウスサンドのレシピは私の作るサンドイッチのレシピですｗ