もし性別が逆だったら 男主女体化 【キャシー＋男主＋ザック】 ページ29
「どうすんのこれ･･･」
「効き目はバッチリみたいね！これなら次の罪人に使ってみてもいいかも〜！」
上機嫌なキャシーと裏腹にヴァルは不機嫌だった
キャシーに新しくできた薬の効果を試したい、と呼ばれたことから始まる
嫌な予感がしていたが案の定それは的中した
「これ効き目どれくらいあるの？期間は？服とかどうすんのこれ！」
キャシーが新しく作った薬は"性別を反対にする薬"だった
効き目はそんなに長くはないようだが、当然その間は体つきや声は女性のものだ
普段着ている服は少し袖が余るぐらいだが、胸部は限界を超えている
「顔はそんなに変わってないし、元から女顔なのかしら？それにしても･･･ちょっと大きすぎるわね･･･」
キャシーは薬を飲んだヴァルの顔や体をまじまじと見たり、実際に触ったりして心底楽しそうな顔をしている
「もういい！帰る！」
後ろから「着てほしい服とかあるのに〜！」という声が飛んできたが無視してB2に戻る
キャシーのフロアとグレイのフロアはすぐ上だったのが幸いか途中で誰かに会う可能性はかなり低い
「･･･げ」
「あ？」
と思っていたのも束の間B2に戻るとザックと鉢合わせた
「お前、背縮んだか？」
馬鹿で良かった、と本気で思った
とにかく面倒なことにならなければいいと身を屈めながらその横を通り過ぎていく
「待てよ」
何もなく通過しようとしたが、腕を掴まれて阻まれた
「な、何？」
「お前それ･･･」
怪訝な顔で見つめるザックと向き合うように体の方向を変えられた
視線のやり場を失ったのと、羞恥で目を泳がせていると包帯に巻かれた手が胸部に伸びてきた
「ひゃうっ！？」
「何だこの柔らけぇの･･･つーか、何て声出してんだよ」
形を確かめるというよりかは得体のしれないものに初めて触れるような触り方だ
まさかこいつ･･･とは思ったが、馬鹿ならあり得るのかとグラグラと揺れる思考で考える
「あ？SM女も似たようなのあるか？お前まさか･･･」
ようやく気付いたようなザックの顔に限界が来た
拳を握りしめて振り上げる
「馬鹿！！！！！！！！！！」
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リストにまとめましたのでどうぞよろしくおねがいします
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2016年4月6日 13時
