殺戮の天使～偽りの後日談 (ページ2)

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髪色の理由　【エディ＆男主】ページ2

「ねぇねぇ！なんでヴァレンタインの髪色って変なの？」

『変って言うなカボチャ。埋めるぞ』

エディは次の生贄が来た時の打ち合わせをするためにヴァルをB4に招いていた

「だって本当のことじゃん。毛先だけ色が違うって珍しくない？」

『そうでもねぇだろ』

ヴァルは自身の長い襟足をつまんでひらひらと振る

「毛先だけ染めた？」

『外れ』

「そもそも、元の髪色って何色なの？どっちが地毛？」

『あー、もう煩いなぁ･･･髪染めた名残だっての』

「え、髪の毛染めてたの？」

『身バレしないようにって染めてたんだけど、このビル来てから迂闊に外出できないし、

放っておいたらこんなんになってた』

「確かに、このビルに美容師さんいないしね･･･」

『まぁな。だからといって髪伸ばしっぱなしにするわけにもいかないし』

ヴァルは少し屈んでエディの身長に合わせると小声でつぶやいた

『カボチャも悪いこと言わねぇから、髪は自分で切りな』

「へ？なんで？」

『キャシーに切られるとえげつないことになる』

「あっ･･･(察し)」

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「一番上手なのは誰かな？やっぱり神父様かな」

『グレイもなかなかだけど、意外とザックも上手いよ』

「えぇっ！？あのザックが！？ナイフでばっさりいかれそうなのに」

『いや、そのナイフでばっさりが上手い』

「････え」