episode#2 ページ9
だが、コイツもお互い様だと思う。
コイツは正真正銘ドMだ。本人は否定するが…
それが確信に変わったのは奴に大型犬用の首輪を着けたとき。
中央区のバトルで首輪ついたペットじゃないと歌っていたくせに、宝物だとでも言うようにその首輪に指を這わせはにかんでいたのだ。
普通、こんなもの付けられて嫌だろうに…
ましてや帝統は人から支配されることを嫌うような人間だ。
だからわざわざ買ってきたのにこの反応…
その日から暫くお仕置きは控えていたのだが、奴は自分から求めてくるようになったのだ。
それがつい最近のこと…
今まで無視していたのだが、今日は一段とうるさい。
これは一回お灸を据えないとわからないだろうか…
そう思って俺は後ろを振り向き帝統を見つめる。
あーあ、そんな顔しちゃって…
「なぁ帝統…賭けをしないか?」
「賭け…?何をだ?」
「そうだな…今からキスしてどっちが先に気持ちよくなっちゃうか、何てどうだ?」
「な、なんだよそれ…」
そう言いつつ彼が唾を飲むのを聞き逃さなかった。
「それ、どうやって気持ちいいかわかんだよ…」
「んー…自己申告?」
「賭けになんのかそれ?まぁ、いいけどよ…」
そう言って俺の肩に手を置き此方を見つめる帝統。
そして挑発的な顔で言うのだ…
「ぜってー負けねぇ…ヒンヒン言わせてやんよ!!」
「へー、やってみろよ」
そう言ってお互い唇を寄せた。
「…チュ…ンッ……チュ…ンハァ…」
「チュ…チュ…」
「チュ…ハァ、ンッ……」
暫くキスを続けたが、帝統の方が先に息が切れ始めた。
「ハァ…帝統もうお手上げか?」
「フッ、ハァ…何言ってんだ…まだに決まってんだろっ」
「そう…」
そこからまたキスを続けた。
いい加減仕事に戻りたい…早く負けてくれないかな?
「帝統…気持ちいい?」
「そ、それを俺に聞くのかよ…まだだってっ」
「へー…じゃあ、気持ち良くなるまでもっと激しくしなきゃね?」
「っ…!」
そう言うと、帝統の体がびくんと反応した。
今なんかクるポイントあったかな…?
「あっ…」
「ん?どうし…あ」
帝統が何かに気づいたような反応をするのでキスをやめてやつを見ると下を向いていた。
その視線をたどると奴の股間にたどり着く。
このあとは言わなくてもどういう状況か分かるだろ。
「た、たった…」
「お前…マジかぁ…」
ほんとお前、ドMの素質あるよ…
頭を抱えながら、そんなことを思った。
‐
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あかねっこ(プロフ) - ペンギンサンさん» コメありがとうございます!!リポは暫しお待ちを!!あまりにも尊すぎて頭の中パンクしそうなので整理してからお伝えしようと思います!! (2018年11月23日 13時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - ナイト(´-ω- ` )))さん» コメありがとうございます!!理鶯ですね了解です!!時間はかかりますが暫しお待ちを!! (2018年11月23日 13時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギンサン(プロフ) - ライビュ羨ましい!もっとリポして下さいよぉ!(誰おま) (2018年11月20日 0時) (レス) id: 9bd14d6626 (このIDを非表示/違反報告)
ナイト(´-ω- ` )))(プロフ) - んんっ(* ̄ii ̄)、こんな小説探してました(*゚∀゚*)ドストライクですね...リクエストいいですか?理鶯が尽くしてくれる系ドMでかなり甘めのお願いします(*゚∀゚*)更新頑張ってくださいね(*´v`) (2018年11月19日 17時) (レス) id: 259822b5cd (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - ☆アスカ☆さん» 了解しました!!時間は掛かるかも知れませんが頑張りますね!! (2018年11月10日 8時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかねっこ | 作成日時:2018年11月3日 16時