同棲します。 ページ8
「よしっ、なんかよくわからんがわかった」
「どっちっすか…」
「翠くんはこれからどうするつもりなの？」
「…まぁ取り敢えず外でぶらぶら?ロボットだし、死ぬことはないし…」
ぶらぶらって…昼は目立たないかもしれないけど…朝や夜はどうするんだ…人の目もあるし、何よりいくらロボットとは言えこの極寒の中だ。
１人ではあまりにも可哀想だろ…
…ここは断られる覚悟で聞いてみるか…?
「翠くん…」
「なんすか?」
「もし、翠くんが嫌じゃなければ…此処に住むってのはどうだろう？」
「えっ?…」
驚いた顔をする翠くん。やっぱこんなおじさんと一緒に住むのは嫌か…
「こんな得たいの知れない奴に、どうしてそんなこと…」
「知らないことは無いよ。色々話してくれたじゃないか」
「話してないことの方が多いけど…それにこれ以上迷惑になるわけには…」
「迷惑なことはないよ!」
「…どうしてこんな俺に優しくしてくれるんすか」
昨日だって…
そう言って悲しそうな顔をする。
何故か彼にはそういう顔をしてほしくない自分がいる。
「俺の性格上、放っておけないってのもあるけど…１人が寂しいから…」
「寂しい?」
「昨日さ、翠くんを家につれてきて思ったんだ。楽しいなって…恥ずかしい話、この広い部屋に１人って寂しいんだよ。いい歳してさ…」
「俺といて、楽しい…?」
「うん、昨日話して、一緒に風呂入って、朝ごはん作ってくれて…久しぶりだった…家が楽しいと思えたのは。」
「…」
「だからこれは俺の我儘だ。強制はしないけど、ちょっとの間でいいから一緒に居てくれると嬉しいんだけど…?」
何だかごり押ししすぎて気持ち悪かったかなと今さら後悔。
翠くんも困ってるだろうな…
「…いいっすよ」
「へっ?」
予想外の返事に変な声が出る。
それになのかわからないけど翠くんがちょっと笑った気がした。
「…Aさん、ちゃんとした飯食ってんのか心配だし、俺がいるだけでAさんの寂しさが少しでも無くなるなら楽だし…いてもいいかなって…」
「う、うぉぉ!!ありがとう翠くん!!これからよろしくなっ!!」
「ちょっ!!抱きつくなっ!!…はぁ、よろしくお願いします…Aさん」
これから楽しくなるであろう未来に胸が高鳴り、柄にもなくはしゃいでしまった。
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あかねっこ(プロフ) - 仁科一家さん» こういう設定がら、地雷な人多いだろうなぁと思って執筆していたのでそう言っていただけると嬉しいです!更新頑張ります!! (2018年6月3日 14時) (
レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
仁科一家(プロフ) - 普段占ツクのBLってほぼ地雷寄りなんですけど、この作品は本当に好きです。素晴らしい作品ありがとうございます！ (2018年6月3日 10時) (レス) id: dec30a2f4d (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - 琥珀さん» そうなんですよ…流星隊Pを殺しにかかってますね運営は…←更新頑張ります!! (2018年5月19日 23時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - この作品楽しく読んでます！つらいですよね…クラス別スカウトAnd流星隊のイベ...これからも更新頑張ってください！ (2018年5月19日 21時) (レス) id: 5e61c82747 (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - 夜闇の魔物さん» ありがとうございます!!相変わらず亀さん更新で申し訳ないのですが頑張ります!! (2018年5月19日 20時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかねっこ | 作成日時：2017年12月26日 19時
