ありがとう ページ43
「君は…」
「いきなり押し掛けてすまない…けどどうしても伝えたくて…」
そう言う彼の顔を改めて見る。
綺麗な茶髪にキリッとした瞳…そうだ思い出した…!
「君はこの間の…」
「おぉ!覚えててくれたのか☆」
そうだ、あの帰り道暗いなか一人で人探しをしていた…
あの時彼は翠くんを探していたんだな…悪いことをした。
「ごめんねあの時翠くんのことを言っていたらもっと早くに会えたのに…」
「いやいいんだ!会えたところで直ぐに戻らなくてはいけなかったし…」
「でも…」
「そんな顔しないでくれ!そうじゃなくて俺はお前に感謝を言いに来たんだ☆」
罪悪感から頭を下げる俺の肩をぽんと叩き輝かんばかりの笑顔で言う彼。
そんな彼の後ろを見てみると、翠くんと他のメンバーはじっと此方を見ていた。
「本当にありがとう…高峯と一緒にいてくれて…」
「え…」
「高峯を、守ってくれて…」
「そ、そんな…俺はそんな大層なことは…と言うか寧ろ俺の方が翠くんにお世話になりっぱなしと言うか…」
「ぼくからも、みどりをまもってくれて『ありがとう』ございます♪」
「え、えぇ…」
ぷかぷか?と何だか不思議な雰囲気を漂わせる彼も感謝の言葉を述べる。
何だろう、このくすぐったい感じ…なんか人から感謝されるって慣れないなぁ…
「何でここがわかったの?」
「それはこの間マスターがここに来たのをつけてきたんすよ」
「あぁ、この間の…」
「つけてきたらここにたどり着いたんで、きっとここに居るだろうと思ったでござる!」
翠くんの問いに２人が答える。
「だ、大丈夫だったの?勝手に家から出て…お、怒られたんじゃ…」
「それは大丈夫っすよ!見つかる前に帰ったっすから!でも…」
そう言う彼は何処か怯えた様子であった。
視線を下に向け拳を握り締める。
それを赤い青年が止めていた。
「まぁそれよりだ!!お前が無事でよかったぞ高峯☆」
「ちょっ…痛い!くっつくなぁ…!」
わしゃわしゃと翠くんの頭を撫でる彼。
それに鬱陶しそうにしながらもあまり抵抗しない翠くんを見て彼らに出会えてよかったと思いながら俺はその姿を眺めていた。
·········
やっと流星隊出せた…
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あかねっこ(プロフ) - 仁科一家さん» こういう設定がら、地雷な人多いだろうなぁと思って執筆していたのでそう言っていただけると嬉しいです!更新頑張ります!! (2018年6月3日 14時) (
レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
仁科一家(プロフ) - 普段占ツクのBLってほぼ地雷寄りなんですけど、この作品は本当に好きです。素晴らしい作品ありがとうございます！ (2018年6月3日 10時) (レス) id: dec30a2f4d (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - 琥珀さん» そうなんですよ…流星隊Pを殺しにかかってますね運営は…←更新頑張ります!! (2018年5月19日 23時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - この作品楽しく読んでます！つらいですよね…クラス別スカウトAnd流星隊のイベ...これからも更新頑張ってください！ (2018年5月19日 21時) (レス) id: 5e61c82747 (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - 夜闇の魔物さん» ありがとうございます!!相変わらず亀さん更新で申し訳ないのですが頑張ります!! (2018年5月19日 20時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかねっこ | 作成日時：2017年12月26日 19時
