【黒子のバスケ】空と虹とそれからキセキ３【虹村修造】

98Q　カラフルとチートとそれから体育祭９ ページ3

＊＊＊＊＊

『いやあ実に楽しいレクレーションでしたね赤司君』

『そうですね田中先輩。午後の部も楽しみです』

『そうですね、えーこれよりお昼休憩となります。各自十分な休息を取り、午後の部も張り切って行きましょう！』



「空良せんぱぁぁぁぁぁぁい！」
「虹村さぁぁぁぁぁぁぁぁん！」

　水色と灰色の髪を揺らしながら、どんっと黒子と灰崎がAと虹村に抱き着いた。

「うわっ」

「どうしたの？」

　窮に抱き着いて来た後輩二人に首をかしげる。すると黒子と灰崎は声を揃えて言った。

「一緒に写メ撮ってください!!」

「は？ 写メ？ 別にいいけど……」

「うっしゃっっっ!!」

　ガッツポーズし、ピースしながら四人で写メを撮る。撮影し終えると、二人はいそいそとLINEに撮ったばかりの画像を貼った。

因みにそれぞれ、

強奪の悪魔：写メ一番乗りだぜ(ﾄﾞﾔｧ
幻の六人目：どうです羨ましいでしょう(ﾄﾞﾔｧ

　と、コメント付きで。

「写メ撮るくらいなら走ってこなくてもよかったのに……」

「いやだって自慢したいからリョータに」
「ドヤァしたいんです青峰君に」

　綺麗に声を揃えて答えるモノクロズ。

「てゆーか空良さんめっちゃ可愛いんだけど！ 虹村さんもかっけぇ！」

「ありがとう灰崎君。灰崎君と黒子君もカッコいいね」

「よくあの短時間で着替えできたよなお前」

「これ、上だけ脱いだら卍解後の姿になるようになってるんですよ」

「テツヤはダイキを呼ぶだけだから俺よりももっと楽だよな」

「ふふっ、青峰君のあれは予想外だったなぁ」

「ククッ、確かに」

　青峰の蛍光灯まみれの姿を思い出したのか、Aと虹村がくすくすと笑い合った。

「ですがやっぱり空良先輩と虹村主将の方が一番よかったです」

「サンキュ、つーか俺もう主将じゃないんだけど」

「虹村主将は虹村主将です。いつでも僕たちの主将なんです」

「だよなー。てかそれより今度は二人のツーショットください」

「あ、それ僕もお願いします」

「いいよ」

「かまわねぇぞ」

「よっしゃっっっ!!」

　再びガッツポーズをし、灰崎と黒子はほかのメンバーが来るまでAと虹村のツーショットを撮りまくった。その後、LINEに気づいたカラーズたちが急いでやってくるも、完全に出遅れてorzになってる姿に盛大にドヤ顔をしたのは数分後の話。

99Q　同士と舌鼓とそれからお昼休憩→←97Q　カラフルとチートとそれから体育祭８

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す