頑張りすぎの末っ子ちゃん ページ15
潤side
俺が目を覚ますとそこには見慣れた顔が4つ覗いていた。
それでもここがどこだか分からなくて体を起こそうとすると誰かにがっしりと押さえられていた。
智「潤っ…！」
翔「まだ起きちゃダメだよ。
もう少し待っててね。」
潤「…っ…っ…ぁ…」
なんだか声の出し方を忘れちゃったみたいに声が出ない。
どうやら酸素マスクとか付けられてるみたい。
智「あっ先生っ！」
先「良かった。意識が回復してくれて。
ちょっと胸の音聞かせてね。
うん。心配ない。
松本さんはね3日間眠っていたんですよ。」
3日間も…!?
智「緊急手術もしてくれて先生には本当にお世話になったんだからねっ。」
先「ふふ、そんなそんな。
では僕はまた夕方に来ますね。」
智「分かりました。ありがとうございました。」
先生が帰るとしばらくの静寂が続いた。
俺はこの雰囲気が嫌で思わず隣にあった翔にぃの腕を握ってしまった。
翔「んっ…大丈夫だよ。
皆怒ってないからね？俺今泣きそうなの…本当に心配だったから…だってさ…口に大きい管繋いでさ…その…なんていうか…本当に…本当に心配だったの…」
あぁ…管を繋いでたから声が出にくいのか…。
それよりにぃ達をこんなにさせてしまった自分が本当に憎い。
和「でも潤は俺達に心配かけないようにって頑張ってくれてたんだよ。すっごく優しいけど…潤？我慢しすぎはダメだよ。」
それは…すごく分かってる…でもね言えないの。
気使わせちゃうなとか…いっぱい思っちゃって。
俺はそんな事を考えていたら目から温かいものが流れてきた。
雅「あー潤！ごめんね？泣かすつもりは無かったんだけど…潤ちゃんは人一倍気使っちゃうからね？
大丈夫だよ〜泣かない泣かない！」
和「ごめん潤！本当にごめんね？もう泣かないで？」
智「潤ちゃ〜んもう泣くのはおしまい！
ほら翔にぃが変顔してくれてるよ？」
なんでだろう…そう言われると更に涙が出てきちゃう…。
そんな時でも俺が泣き止むまでずっと寄り添ってくれている。
俺はいつまでもそんなにぃ達が大好きだよ。
End
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - 楽しく最初から読み直しさせてもらってます(*＾▽＾*)また楽しみにしてます☆ (2021年4月23日 18時) (
レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
H.A(プロフ) - 大宮さん» ありがとうございます！絶対戻って来るので待っていてください！ (2020年11月21日 7時) (レス) id: 283fbd61d9 (このIDを非表示/違反報告)
H.A(プロフ) - あいさん» はい！また戻って来るので待っていてください！ (2020年11月21日 7時) (レス) id: 283fbd61d9 (このIDを非表示/違反報告)
大宮 - 受験頑張って下さい！私も学生なので、まだ受験は先ですが、これを見て頑張ろうと思いました。また、嵐の絆が見れるのを、楽しみにしてます！（´・∀・｀）（｀・з・´）（‘◇‘）（．°ー°）ﾉﾉ*｀∀´ル (2020年11月14日 20時) (レス) id: ced45d0f68 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 受験、頑張って下さい(^-^)また更新再開されるのを楽しみにしてます☆ (2020年11月14日 18時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：H.A | 作成日時：2020年8月13日 22時
