[A3！]お仕事大好き系女子

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いづみ「Aちゃーん！」

『あ、いづみちゃん』


午前中の試合が終わり、一ノ瀬くんが購買で調達してきてくれたお昼ご飯をもぐもぐと食べていると、
いづみちゃんが手を振りながらこちらへと走ってきた。

後ろには椋くんや幸くんなど、カンパニーの皆が来ている

どうやら応援に来たようだ


沙羅「…Aさま、この方々は？」

『あぁ、事務仕事をお手伝いしてるとこの劇団の皆さん。
いづみちゃんは私の従姉妹なの』

沙羅「Aさまの…従姉妹…！？くっ、羨ましい、憎い…！」

いづみ「え」

『あー、気にしないで。これ正常だから』


高そうなハンカチをくわえて涙を流しながらいづみちゃんを睨む沙羅を落ち着かせ、
私はずっと気になっていたことを聞いた。


『十座くんは試合にでないんだね？』

十座「部活が違うんで」

『なるほどね』


ちらりとコートを見ると太一くんと天馬くんのチームが打ち合わせをしている

……横に、とんでもない状態の人を見つけた。


うちの学校の女子生徒の選手が足を抱えながら床に寝転がり泣いている

………骨折、だろうか


『沙羅、保健室の先生を呼んできてもらえる？
一ノ瀬くんは一応補欠がいるかどうかの確認を取ってきて

私は彼女が大丈夫かあそこに行ってくる』


いづみちゃんたちに一言謝り、私は彼女たちに駆け寄った。



いづみ「…Aちゃん、ちゃんと生徒会長してるんだね………」

幸「ちょっと、なんで泣いてんの」

臣「スイッチの切り替え早かったな」

至「さっきまで玉座みたいな椅子に座って変なうちわ振ってた人とは思えないわ」

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