[A3！]お仕事大好き系女子

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幸「A、ちょっとこっち来て」
『はい？』

休日。
いつものようにパソコンの画面とにらめっこしながら事務仕事をしていたら、
ソファーの近くで仁王立ちする幸くんに呼ばれた。

手にはメモ帳とメジャーが握られている。
彼が何をしようとしているのかが分かった私は、すぐに彼のもとへ行く。

『お洋服作ってくれるの？』
幸「それ以外になにがあるの。
いつも寮ではだぼだぼのパーカーばっかり着てるし
もうちょっと女の子らしい服とか着なよ」
『え〜…』

さすがにどっか行くときはおしゃれするけどさぁ？と私は付け足す。
呆れたように私を見ながら、幸くんは採寸を始めた。

…ん？

『え、ちょっと待って？幸くんが測るの？』
幸「え、そうだけど」
『なんで！？』
幸「いや逆になんで！？」

いやだっておかしいでしょ!!!!!!!!!
私だって一応女子だし、いろいろ気になるお年頃なんですけど！！
仮に年下でも男子にウエスト測られるとか嫌すぎて軽くゴリラになりそう！！

『私一応女子なんだけど！？』

幸「あー、うるさい！黙って測られてなよ！！！」
『ごめんなさい』

怒る幸くん怖ぇえ…
幸くんはウエスト、ヒップ、バストの順に測る。
最悪…一生の黒歴史だよこんなの…

幸「…へぇ、以外とでかい」
『…は？』
至「え、サイズどれくらい？」
『言わせねぇよ？(怒)』

着やせするタイプ…っと、と幸くんがメモをする。
おいなんてこと書いてるんだよ中学生

至「残念、もう少しでサイズ知れたのに」
『至さんそんなキャラでしたっけ』
至「あ、鳩だ」
『だから話聞きなさいって』

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