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『ただいま…』

現在、夜の十時半。
生徒会の仕事が長引いて、とんでもない時間に帰ってきてしまった。
遅い時間というのもあり、学校に備え付けられているシャワーを浴び、
ご飯はお惣菜で済ませた。

夜ご飯は登校前にいづみちゃんに頼んでおいたし、
寝ている人がほとんどだろう。

今日に限って課題が多いし、なんにせよお仕事がまだある
あまりにも多くて持って帰って来たのだ。

これから課題にお仕事までしたら寝るのは日付が変わってしまう頃だろうか
そう思うと余計に眠気が押し寄せる

リビングには寄らずにそのまま自室へ
荷物を置いて着替えようとすると、私はとんでもないことに気がついた。

東「やあ、おかえりなさい」
『い、いやいやなんでいるんですかお兄さん…!』

一度も話したことのない若そうなお兄さんが私のベッドに横になっている
お兄さんは優しく微笑むと、自分の横の空いているスペースをぽんぽんと叩く。

東「ほら、早くここへおいで。一緒に寝よう」
『いや、なんでですか…えっと、東さんですっけ?自室へお帰りください』
東「もうこんな時間だ、君も眠いでしょ?」
『ここの人本当に人の話聞かないですよね』

取り敢えず部屋着に着替えると、私はデスクに向かう。
あ、もちろん着替えてる間は目を閉じてもらってましたよ

東「おや、まだ寝ないのかい?」
『課題とお仕事があるんです。
というか本当に自室へ戻ってくださいよ…』
東「せっかくのきれいな肌が荒れてしまうよ」

駄目だ、この人話が通じない

無視して課題を終わらせ、生徒会の仕事に取りかかろうとしたとき
自分の体が宙に浮いた。

『わ、っ!?何するんですか!』
東「こうしないと君は寝ないでしょ?」

この人どんだけ私を寝かせたいんだよ
されるがままにベッドに運ばれ、部屋の電気が落とされる。
しばらくするともぞもぞと東さんが入ってきた

『いや、何がしたいんですか貴方…』
東「ボクは昔添い寝屋をしててね。評判良かったんだよ?」
『そんなこと聞いてないんですけど…
というかなんで一緒にベッドに入ってるんです?』
東「まあまあ、ボクに身を任せて?」

ぽん、ぽん、と一定のリズムで胸元を優しく叩かれる。
それがとてつもなく心地よくて、私はいつの間にか眠っていた。

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嵯峨野 繆謎(プロフ) - 続編にいけないのですが、もう完結なのでしょうか、、? (2020年4月22日 18時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 (仮垢) - んんんんwwwwww確かにひびわただったらするなあwwwwwおもしろw前も読んだけどほんとおもろいw続き待ってます! (2019年2月22日 9時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 (仮垢) - 8の所…名前変わってない(( (2019年2月20日 20時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - 続編が読めません( ; ; ) (2018年10月16日 7時) (レス) id: dedbfedcbe (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - 綴のこと書こうとしたら先越されてたw 下と同じ意見です。 漢字難しいっすね…やっぱり。 (2018年2月18日 12時) (レス) id: f2643ccfd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あいす | 作成日時:2017年6月24日 19時

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