575.ゾーン ページ5
夜久side
ﾄﾞﾊﾟｯ！！
ピッ！！
これで、5対5
…さっきからずっとシーソーゲーム
エースどうしの打ち合いだな…
木葉「…なんつーか、今日のAは随分大人しいな」
…今までの試合とは全然違う
夜久「…いや、大人しいつーか…多分、"よく見えてる"」
Aの無闇矢鱈な攻撃が無い…
邪魔になるプレーが無い…
決して目立ってない訳じゃない
でも、今までのどの試合よりも "無駄がない"
木兎「それわかるっ！」
コートから目を離さず、試合を見ながら木兎が声を上げる
木兎「…たまーにあるんだよなぁ… "コート全体がよく見える" とき」
梟谷・音駒「「「「ｯ！！」」」」
…それって
木兎「"このコースにスパイク打てばブロックにつかまんない"…とか…なんつーか…こー、そこにだけ光が射したように見えるときがあんだよ！」
よくトップアスリートが言っている、いわゆる "ゾーン" っていうやつかもしれない…
夜久「…おいおい…Aって、まだ高一だよな！？」
末恐ろしいにも程があんだろ！？
木葉「…それって俺ら…もしかしなくとも、ものすごいやつと知り合いなんじゃねーの！？」
ずっと近くにいたような、後を追って走ってきたような、そんな存在だったのに…
急に、距離ができたみたいに…
遠い存在に感じてしまう…
木兎「ん！？いや、違うぞ！木葉！！」
木葉「…なにがだよ」
木兎の視線がコートから、俺らの方に移る
本当に猛禽類のような…
そんな目が俺らをしっかりと捕える
木兎「Aは知り合いじゃなくて、俺達は"Aのセンパイ" だぜ！！んで、俺は "Aのシショー" だけどな！！」
ニカッっと笑いながら、それでもそう胸を張って宣言する木兎…
そうか…
Aにとって俺らは全国を経験してる憧れのセンパイなんだ
それでいて、木兎はAよりもさらに前を走ってるんだ
…Aの憧れのセンパイであるために
ﾌｯw
負けてられないな
木葉「！！…木兎、お前ってやつは」
黒尾「…いつからAがお前の弟子になったんだよ」
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晴希(プロフ) - 明日香さん» コメントありがとうございます！これからも頑張って更新していきます！よろしくお願いします！ (3月21日 18時) (
レス) id: bed5b309a0 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - もう何ですか！天才ですか！まじでどハマりしてます！ (3月18日 3時) (レス) @page7 id: 0e10fec3e5 (このIDを非表示/違反報告)
晴希(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2月20日 20時) (レス) @page2 id: bed5b309a0 (このIDを非表示/違反報告)
なお - ゆっくりで大丈夫ですので、頑張ってください！！！めっちゃ泣きました！！ (2月20日 18時) (レス) id: 4ebc7ce81e (このIDを非表示/違反報告)
晴希(プロフ) - 0x0さん» 大変長らくお待たせ致しました！嬉しいコメントありがとうございます！これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2月20日 11時) (レス) id: bed5b309a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴希
| 作成日時：2024年2月19日 15時
