利害一致の臨時マネ【青葉城西】

30.反省 ページ31

Aside


？「あの」



誰かが仲裁に入ってくれようとしてるらしい…

有難いが、今の岩泉は触らぬ神に祟りなしだ…

怒りが収まるのを待った方が得策な気がするけど…


岩泉「あ"ぁ！？」

？「あっ、いえ」


「あかーし！？」「喰われんじゃね？」と言う声で、この声をかけた人が梟谷2年で副主将の赤葦くんだと思い出す…


赤葦「葉山さん、膝痛いんじゃないですか？」

A「…えっ？」


なんで？

なんで分かった？

私、君に言ってないよね！？


赤葦「左膝…痛めてますよね？右に重心傾いてますし…正座したとき、顔歪んでましたんで」


確かにそう…だけど…


A「ｱﾊｯw凄いな…ごめん、岩泉…膝痛いから立ってもいい？」

岩泉「あっ…あぁ」


よっこいしょ…と立ち上がると右に重心をかけていたせいか、右の方にも痛みがある


A「…ごめん、岩泉…みんなも…心配かけた…私、基本休みの日はお昼ご飯食べないからさ？…今日も、ほかのマネージャーさん達みたいに頭使ったわけでもないし…ドリンク作るので精一杯だったからさ…あんまお腹空いてないし」

及川「…Aちゃん」

A「それよか、松川に借りた本でも読んで、バレーのこともっと知りたいなって…思ってた…ごめん」

岩泉「はぁ…俺もスマン…言い過ぎた」

A「…ううん」

岩泉「ただし…ぶっ倒れたりしたらアレだから、少しでもいいから飯は取っとけ」

A「うん」


とりあえず、説教は終わりかな？


A「…赤葦くんもありがと」

赤葦「いえ」


木兎のところに戻っていった赤葦くん…

ほんとごめん…


花巻「しっかし、Aの本好きには困ったもんだなww」

松川「昼飯食べずに行くとかアホすぎ」


花巻と松川が気を利かして、明るく声をかけてくれる…


A「ごめんww」


松川と花巻に挟まれて、お昼ご飯を食べた…

なんか、狭かったけど…

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