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6話 ページ7

Aside


「じゃあねAちゃん、早く風邪治ると良いね!また明日ァ〜♪」
『ありがと。うん、また明日』

去っていく彼、もとい白鳥藍良くんに手を振る。ふう、と一息つく。
彼と入れ違いで入ってきた看護師さんのさっちゃんが私の元へやってくる。


「あの子、誰?友達?」
『んー、そんな感じ?今日なったの!羨ましい〜?』


「まさか」と軽く流された。彼女は看護師の中でも軽く話せる大事な人だ。
いつもの様に採血をして、先程まであった椅子にさっちゃんが座る。


「……あの子には言ったの?自分の病気のこと」


真剣な声と顔で聞かれるものだから、思わず顔を伏せてしまう。私は、首をゆっくり横に振って言った。


『風邪こじらせたって誤魔化した。…何か、藍良くんには言いたくないんだよねえ……』

『可笑しいよね』と笑う。さっちゃんは悲しそうに顔を歪ませていた。

最期まで、せめて彼が来なくなるまで、隠さなきゃ。




____もう、私は長くない事を。

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- Chrisさん» ありがとうこざいます……!!ご指摘ありがとうございます。修正致しますね。ご拝読ありがとうございました。 (2020年6月27日 13時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 読了後のちょっと暗い気分と明るい光景が凄く良かったです。突っ込むべきか10分迷ったのですが、30話のシーン、心臓マッサージは心臓が止まるまではやらないので、意識がなくなるのと心マ逆かな……と思いました(細かくて申し訳ありません)。めちゃ素敵なお話でした>< (2020年6月25日 22時) (レス) id: 73fd199b01 (このIDを非表示/違反報告)
- ほたるさん» ほたるさん、拝読頂きありがとうございました。感動して頂きさけて何よりです! (2020年6月4日 15時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 視界が揺らいできました、良い作品をありがとうございます (2020年6月3日 0時) (レス) id: c7843103b7 (このIDを非表示/違反報告)
- きららさん» 短かくてすみません……何か途中から話が思い付かなくて……笑 感動して頂けて何よりです、最後までご愛読頂きありがとうございました。えっそうなんですか……??メリバ良いですよね……((ボソッ (2020年5月26日 7時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西宮 | 作成日時:2020年4月20日 15時

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