1話 ページ2
彼女との出会いは、たまたま───偶然だった。
初夏のとある暑い日、母が入院したと知らせを受けた。
母は何度も大丈夫だと言ったが、何とか押し切り花を持ってお見舞いへ行った。
「えーっと、307号室は……」
うう、この病院広いよォ……初めて来たから、迷っちゃった。
きょろきょろしながら探していると、『あの、』と後ろから涼やかな声が聞こえた。
『もしかして、何かお探しですか?』
「え…あ、はい!307号室の場所が、わからなくて」
『307号室なら、私と同じ部屋なので案内しますよ』
多分同い年くらいであろう女の人に案内され、おれは無事に307号室に辿り着いた。
「ありがとうございます!」
『あはは、いえいえ。お大事に』
そういうと彼女は、1番奥の左側のベッドに入った。
夏の花の、香りを残して。
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涙 - Chrisさん» ありがとうこざいます……!!ご指摘ありがとうございます。修正致しますね。ご拝読ありがとうございました。 (2020年6月27日 13時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 読了後のちょっと暗い気分と明るい光景が凄く良かったです。突っ込むべきか10分迷ったのですが、30話のシーン、心臓マッサージは心臓が止まるまではやらないので、意識がなくなるのと心マ逆かな……と思いました(細かくて申し訳ありません)。めちゃ素敵なお話でした>< (2020年6月25日 22時) (レス) id: 73fd199b01 (このIDを非表示/違反報告)
涙 - ほたるさん» ほたるさん、拝読頂きありがとうございました。感動して頂きさけて何よりです! (2020年6月4日 15時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 視界が揺らいできました、良い作品をありがとうございます (2020年6月3日 0時) (レス) id: c7843103b7 (このIDを非表示/違反報告)
涙 - きららさん» 短かくてすみません……何か途中から話が思い付かなくて……笑 感動して頂けて何よりです、最後までご愛読頂きありがとうございました。えっそうなんですか……??メリバ良いですよね……((ボソッ (2020年5月26日 7時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:西宮 | 作成日時:2020年4月20日 15時