検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:51,558 hit

1話 ページ2

彼女との出会いは、たまたま───偶然だった。

初夏のとある暑い日、母が入院したと知らせを受けた。
母は何度も大丈夫だと言ったが、何とか押し切り花を持ってお見舞いへ行った。


「えーっと、307号室は……」


うう、この病院広いよォ……初めて来たから、迷っちゃった。
きょろきょろしながら探していると、『あの、』と後ろから涼やかな声が聞こえた。


『もしかして、何かお探しですか?』
「え…あ、はい!307号室の場所が、わからなくて」
『307号室なら、私と同じ部屋なので案内しますよ』


多分同い年くらいであろう女の人に案内され、おれは無事に307号室に辿り着いた。


「ありがとうございます!」
『あはは、いえいえ。お大事に』


そういうと彼女は、1番奥の左側のベッドに入った。

夏の花の、香りを残して。

2話→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (133 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
111人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 白鳥藍良
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- Chrisさん» ありがとうこざいます……!!ご指摘ありがとうございます。修正致しますね。ご拝読ありがとうございました。 (2020年6月27日 13時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 読了後のちょっと暗い気分と明るい光景が凄く良かったです。突っ込むべきか10分迷ったのですが、30話のシーン、心臓マッサージは心臓が止まるまではやらないので、意識がなくなるのと心マ逆かな……と思いました(細かくて申し訳ありません)。めちゃ素敵なお話でした>< (2020年6月25日 22時) (レス) id: 73fd199b01 (このIDを非表示/違反報告)
- ほたるさん» ほたるさん、拝読頂きありがとうございました。感動して頂きさけて何よりです! (2020年6月4日 15時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 視界が揺らいできました、良い作品をありがとうございます (2020年6月3日 0時) (レス) id: c7843103b7 (このIDを非表示/違反報告)
- きららさん» 短かくてすみません……何か途中から話が思い付かなくて……笑 感動して頂けて何よりです、最後までご愛読頂きありがとうございました。えっそうなんですか……??メリバ良いですよね……((ボソッ (2020年5月26日 7時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:西宮 | 作成日時:2020年4月20日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。