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「そうか。」
彼は一瞬目を見開いたが、あっさりと引いた。
『でも、俺、あなたのことが知りたい。』
「俺もここの奴らの血筋だ。やめとけ。」
『いや、あなたは違う、』
「どうしてそう思う。」
『わからない…
けど、禪院家の人間は嫌いなのに、あなたのことは好きだ。』
「それ、会ったばかりのやつに言うことか？」
喉を鳴らして笑う彼。
俺に興味を持ってくれたのが嬉しくて、体温が上がった。
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それから、俺をいじめてた奴らをボコったのは何故か彼ということになってて、俺や家族にはなんのお咎めもなかった。
その日から俺は、暇さえあれば彼を探しては話しかけに行った。
家の奴らは、余所者と落ちこぼれでお似合いだ。と馬鹿にして、特別何かしてくることはなかった。
俺にとってはそっちの方が都合がいいし、段々と彼の方から俺に話しかけてくれることも増えた。
これが、俺がとある禪院家の少年に死ぬほど嫌われる原になることをこの時は知らなかったが。
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それからある程度時間が経ったある日、彼と人気のない縁側でいつものように話していた。
『ねぇ、甚爾はいつ、この家から出て行くの？
俺としてはずっといて欲しいんだけど。』
「さぁな、そのうちだ。」
『また会える？』
「知るか」
『俺は、また会いたいな。』
「…」
彼は何かを考えて黙り込む。
そうだな、とボソッと呟くと俺の方に向き直り、大きな手で頭を撫でられた。
「お前、呪術師になれよ。」
何故彼がそういったのかはわからない。
けど、これが俺が呪術師になるきっかけ。
「そしたら、そのうち会えるかもな。」
『……本当に？』
「会えるかも、だ。」
『会いに行くよ、絶対』
「何処にいるかもわからないのにか？」
『うん、何処にいても探し出すよ。』
「俺には呪力がねぇからな、大変だぞ。」
『俺はわかるから。甚爾が何処にいるか。』
「確かに、お前屋敷内で俺のこと見つけるの上手かったな。」
『甚爾のことが好きだからね。』
何度目になるかわからない告白に、彼はいつものように満足そうに鼻で笑う…
と思っていた。
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この時の主は、小学校高学年〜中一くらいって設定でお願いします。
パパ黒時系列マジわからんので！
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omiu8899(プロフ) - コメント失礼致します！悟かわいすぎて…攻め主最高です！更新楽しみにしてます！！！！ (2022年1月26日 23時) (
レス) @page39 id: 8cab90b17e (このIDを非表示/違反報告)
もりお(プロフ) - 悟可愛いすぎないですか？？めちゃくちゃハマりました。更新待ってます！ (2022年1月23日 22時) (レス) @page38 id: 528486578c (このIDを非表示/違反報告)
Amia(プロフ) - コメント失礼します！男主攻め最高です！！！神作すぎる！！hシーンがやばい！好き！更新気長に待ってます！！！れ！ (2022年1月20日 1時) (レス) id: a17ad9492d (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ(プロフ) - コメント失敗致します！！イチャイチャ最高です……！！あと作者さんめちゃめちゃ画力高いですね…！！🤦🏻💞めちゃめちゃかっこいいです…。更新待っております…！！🌝🌝 (2022年1月17日 22時) (レス) @page32 id: 89115c5d0c (このIDを非表示/違反報告)
ロシナンテ。(プロフ) - イラスト控えめに言って最高です😭👏✨ (2022年1月17日 22時) (レス) @page32 id: 7c91679d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんみ | 作成日時：2022年1月7日 1時
