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マンションの下へ行くと、ちゃんと一年達が待っていた。
待たせた、と一言謝ってから彼等を自分の車まで案内する。
「え……これってもしかして…」
「何よ…この車……」
『何って、俺の可愛い愛車だ。綺麗な青色だろ?
さ、乗ってくれ。』
悟の目に負けず劣らずの綺麗な青色に一目惚れして買ったジュリア。
助手席には俺の荷物が乗っているので、悪いが後ろに3人乗ってもらうことにした。
ドアを開けて3人をエスコートすると、恐る恐る乗り込んできた。
「特級術師の給料やべぇ…」
「虎杖…間違えても、うたた寝してよだれ垂らしたりするなよ……」
『そんなに気にすることはないさ。
悟には何度かゲロ吐かれてるからね。
あいつ下戸なのに時々飲もうとするんだよ。』
「なんつー罰当たりなやつよ…」
『シートベルトはしたか?
高専まで飛ばすぞ。』
やはり男の子だからだろうか、楽しそうな虎杖くん。
今度は助手席に乗るか?と聞くと、嬉しそうに頷いていた。
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「なぁ、雷電さんと五条先生ってどうして恋人になったの?」
虎杖くんが突然そう聞いてきた。
「確かに〜!どこに惚れたのか気になるわー!」
釘崎さんが話○○ってくる。
『気になるか?
俺と悟は同期でね。高専時代からの知り合いなんだ。』
「じゃあ、高専の頃からずっと付き合ってるってこと??」
『いや、そうでもないさ。
その頃の俺には別の恋人がいたから。』
「へぇ〜…じゃあその人と別れて、五条先生と付き合ったって感じ?」
別れた……か。
『…どうだろうな。』
「……?」
『いやなに、その元恋人から突然連絡がきて、別れを告げられてしまってな。
しかも消息不明。後日死んだって聞いたよ。』
「…っあ、すみません。」
『気にしなくていい、謝らせたかったわけじゃないんだ。
過ぎたことだし、あの人は昔からそういう人だった。』
いつも俺が抱かれる側だったのに、最後の最後だけ、何故か抱かせてくれたっけな。
目が覚めた時には、ベットには彼の体温すら残っていなかった。
「五条先生は、その人のことを…」
『勿論、全部知っているよ。
暫くは俺が元恋人に未練タラタラで、悟の事を沢山傷つけてしまった。
高専に着くまで少し時間があるし、暇つぶしに聞いてくれないか?
俺の初恋と、三年間の青い春を。』
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次回から過去編入ります
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omiu8899(プロフ) - コメント失礼致します!悟かわいすぎて…攻め主最高です!更新楽しみにしてます!!!! (2022年1月26日 23時) (レス) @page39 id: 8cab90b17e (このIDを非表示/違反報告)
もりお(プロフ) - 悟可愛いすぎないですか??めちゃくちゃハマりました。更新待ってます! (2022年1月23日 22時) (レス) @page38 id: 528486578c (このIDを非表示/違反報告)
Amia(プロフ) - コメント失礼します!男主攻め最高です!!!神作すぎる!!hシーンがやばい!好き!更新気長に待ってます!!!れ! (2022年1月20日 1時) (レス) id: a17ad9492d (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ(プロフ) - コメント失敗致します!!イチャイチャ最高です……!!あと作者さんめちゃめちゃ画力高いですね…!!🤦🏻💞めちゃめちゃかっこいいです…。更新待っております…!!🌝🌝 (2022年1月17日 22時) (レス) @page32 id: 89115c5d0c (このIDを非表示/違反報告)
ロシナンテ。(プロフ) - イラスト控えめに言って最高です😭👏✨ (2022年1月17日 22時) (レス) @page32 id: 7c91679d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かんみ | 作成日時:2022年1月7日 1時