突撃前の ページ2
No side
?「____うん、ちゃんと配置ついてるね。こっちもアジト内及びその周辺の防犯カメラはハッキング済み。ちなみに内部はざっと50人くらいはいそう。プランは?」
暗い部屋の中、いくつものパソコンと向き合っている、首にヘッドフォンをかけた人影。パソコンには素人には分からなさそうな数字の羅列やたくさんのウィンドウが開かれている。
その耳についているおそらくインカムであろう機器からは、微かに低めの男性の声が漏れている。
?「変更なし、当初の予定通りプランAでいく。50人くらいなら1人でいけるだろ?」
?「余裕。予備弾は多めに持ってきてるし最悪ナイフと体術でも躱せるし」
低めの男性の声に応えたのは、それに負けずとも劣らない低音の声。その言葉にヘッドフォンをした人影は苦笑混じりにため息をつく。
?「あのねぇ、下手に殺り損ねないでよ?後々面倒なのは君だってわかってるでしょ?」
?「わかってるってぇ...大丈夫だよ、躱した後しっかりトドメ刺すから!」
?「ならいいんだけどね?くれぐれも確認は怠らないで慎重に素早くね?」
?「はぁーい」
間延びした返事に対し空気を張り詰めらせるような声が聞こえてくる。
?「おい、ヘマすんなよ。こっちでもできる限り援護はする」
?「了解」
?「よし、じゃあ合図頼む。そっちでタイミング見計らってくれ」
?「了解!」
ヘッドフォンの人影が明るく返事をすれば、声はそれ以降聞こえなくなり、もう1つの声も同じように沈黙した。
部屋には人影の深い呼吸のみが小さく消えていく。
___そして、その瞬間は唐突に訪れる。
?「3、2、1...Go!!!」
インカムの向こうで乾いた銃声が響いた。
ーーー
戦闘シーン?そんなもの知りません。
ごめんなさい、頑張ります。
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作者名:Alice:A | 作成日時:2019年7月24日 0時