さいかい ページ21
『そういうわけだ。
君たちは私に関わらない方がいい。
私といると、また巻き込むからね。
任務はこっちで片付けるから里に帰りなよ。
…今回は、殺さずにすんで本当によかった』
そう言って立ち上がると、
目隠しをし、背を向ける
これ以上踏み込まれるのを避けるように。
ネジ
「待て、まだ聞いていないことがある」
『《昨日のこと》は、説明したよ。
あとは、君たちには関係のない話だ』
ネジ
「まだ昨日の男については聞いていない。
確か、お前の親だと言っていたが。」
彼女の動きが止まる
『それこそ、君たちには関係ない。』
リー
「でも、また来るようなことを言ってましたよね」
テン
「そうよ。任務達成の前にまた戦うことになるなら、関係ないわけないじゃない」
ぎょっとして、彼女が振り返る
『さっきの話、聞いてなかったのか!?
任務は私がやる!だから、さっさと帰れ!』
リー
「目の前の任務を放棄したまま帰るなんてできませんよ!
《僕たち》が受けた任務ですから!」
『頼むから帰ってくれ…!そうしないと…』
賊
「なんだ、お前ら。生きてたのか」
ハッと顔を上げる
賊
「よう。お父さんが会いに来たぞ」
相変わらず異質な鎧を着た
自称『リサの父親』が現れた
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作者名:じょうろ | 作成日時:2020年1月23日 21時