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逃げろ ページ14

⚠️今回は流血表現が含まれます
苦手な方はご注意ください
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ガイ
「まず、リサの安全確認が先だ」

テン
「そうね。あの装備がわからない以上、
深追いは危険だわ」

リー
「それにしても、あれは一体?」

ネジ
「恐らくリサが何か知っているだろう
奴はリサの《育ての親》だと言っていた」


それには甚だ疑問が残るが、
あの男の口振りから、
無関係にはどうしても思えなかった



ネジ
「白眼!」

ネジ
「無事だ。しかし、脚が亀裂に挟まっている。
誰かが降りて手を貸す必要がある」


落ちた割れ目は大きく、
所々足場として降りられそうな部分もあった


しかし、全員で行くには心許ない

代表して、ネジが降りることとなった

ーーーーー
ネジ視点

何ヵ所か崩れる箇所があり、
苦戦し、切り傷を作りながらも、
彼女の元へ辿り着く


リサは、背を向ける形で
どうにか脚を引き抜こうとしているようだった


ネジ
「大丈夫か?」

ビクリ、と彼女が肩を震わせるが、
こちらを振り向こうとしなかった


ネジ
「おい、大丈夫かと聞いて…」

『来るな!』

明らかに様子がおかしい

肩を掴み、無理矢理振り向かせる

彼女の目を覆っていた布は、足元に落ちており、彼女の相貌が露になる


思わず息を呑む


彼女の瞳は、美しい金色を【していた】


俺の姿を確認した途端、
怯えたような表情をみせたその目は、
徐々に血のような赤に染まっていく


ネジ
「お前、その目…」

『逃げろ』


いつもよりも固い声からは、
動揺と緊張の色がみてとれた


動けずにいると、リサは鋭く尖った岩肌に、己の掌を叩きつける


鮮血が、飛び散る


ほんの一瞬だけ、瞳の赤色の侵食が止まる


『早く逃げろ!』

ただごとではない


俺は混乱しながらも、なんとか動き出した

逃げろ2→←戦闘



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設定タグ:ナルト , 日向ネジ , オリジナルストーリー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:じょうろ | 作成日時:2020年1月23日 21時

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