【NARUTO】月下の紅時雨 (ページ12)

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任務ページ12

次の日、第三班のメンバーは、
里の入り口に集合していた

ﾃﾝ
「あの子、来るのかしら」

昨日の感じだと、
恐らく来ないと考えるべきだろう

しかし、彼女は、あっさりと姿を現した

驚いている皆を尻目に、彼女はこう言う

『私みたいなガキがいくら騒いでも、
決定事項は変えられないからね。』

相当根に持っているようだ

ーーーーー

通る道は、険しい荒野で、
複雑な地形になっていた

地面には亀裂も多く走っており、
覗きこむと終わりの見えない暗闇が
彼らを待ち構えていた

目撃情報があった場所までは、
少なくともあと2日はかかる

辺りの安全を確認し、食事の準備に取りかかる

ｶﾞｲ
「リサ、何処へ行くんだ？」

食事も取らずに何処かへ出ていこうとする彼女に、ガイが声をかける

『地形の把握。
…どうせ食べても栄養にならないし』

ｶﾞｲ
「今回の任務は、リサ。
お前のチームワークを養うことも含まれている。
みんなで任務達成に向けて熱く意見を交わしながら…」

『みんなは休んでていいよ。
私は一人で勝手に動くから』

そう言うと、最後まで聴かずに
さっさと歩き出してしまった

ﾃﾝ
「何あれ。感じ悪い」

ﾘｰ
「あれじゃあ、
チームワークも何もありませんね」

彼女は、積極的にチームワークを養おうとしていない

寧ろ、4人を避けているような距離感で
今日一日行動していた

それに、「栄養にならない。」

それは、どういうことだろうか。

とりあえず、白眼で動向を確認してみるが、
特に危ない様子はない

帰ってくる様子もないが。

仕方なく、そのまま眠りにつくことになった