69話 ページ32
「気持ちよかったな」
私は濡れた髪を拭く。
銀色の髪。
銀色なんて、私は好きじゃなかった。
冷たくて鋭い感じのするこの色はまるで親の目のようだ。
けど、なぜか今はそこまで嫌いではない。
その理由はまぁ自分でも何となく分かる。
征がこの髪を綺麗だと言ってくれた。
…それしかない。
そんな征の言葉が私をいい方に変えていく。
なのに、私は今日ひどいことをしてしまった。
さっきの弱い声は、寂しくなったからではない。
きっと、私がフラッシュバックで過呼吸、気絶して、そのことを征が全部自分の責任だと思っているからだ。
征のせいではないのに。
『同情なんていらない』なんて言って、征を傷つけた。
冷静になって考えると征は同情なんかで慰めるなんてことはしない。
気まずいとかまだ会いたくないとかそんなのもう後回しだ。
傷つけたって分かってるならやることは一つでしょう？
私は荷物をもって駆け足で征の部屋に向かう。
征に謝らなきゃ。
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Ai - 莉弥さん» ありがとうございます！！良き作品なんて…(ﾟﾛﾟ)更新頑張ります！ (2016年10月14日 7時) (
レス) id: 4b0ec96593 (このIDを非表示/違反報告)
莉弥(プロフ) - ﾊｧｯ…何て良き作品…(泣)
更新まってます！！ (2016年10月14日 1時) (携帯から) (レス) id: aa7d841247 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 明日香さん» コメントありがとうございます！！なるべく早く更新しますね！更新頑張ります！！ (2016年9月10日 21時) (レス) id: ca0ec5f260 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - とても面白かったです♪続きが気になります。更新頑張って下さい_(._.)_応援してます(^-^ゞ (2016年9月10日 19時) (レス) id: a56b4ade72 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 桜吹雪さん» コメントありがとうございます！！そんなこと思っていただけるなんて…すごく嬉しいです！！これからも頑張ります！ (2016年9月1日 19時) (レス) id: f7794d9ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ai | 作成日時：2016年8月20日 13時
