79話 ページ42
「一番強い人は、」
征は相変わらずうつむいている。
スッと息を吸って、私は続ける。
『一番強い人は、居ないと思う。
あ。あくまで私の考えね。
確かに黄瀬君も青峰君もうまいよ。
その他の人もみんなどんどん成長してると思う。
けど、一番なんて居ないよ。
単なる綺麗事でしかないけど、努力してるから、一番なんて決められない。
黒子君の力を見いだしたのは誰？
征でしょ？
それは、征の'人の力を最大限に引き出す力'じゃん。
'一番'なんて言葉で片付けちゃ駄目だよ。
バスケで大切なのは技術だけじゃないんだから』
言い終えても、無口な征。
答えになってなかったかな…？
…ううん。これでいいんだ。
人は誰もが傷つきながら、辛い思いをしながら生きていく。
傷つけたいってわけではないけど。
そう考えていると、征が口を開いた。
「ありがとう。
なんだか安心したよ。
本当にありがとう」
そう言って私の方を見て笑う。
人は傷ついても必ずそのあとは笑える。
私もあんなに強かったらな。
なんて。
「あ、それ俺の！！」
急に大きな声が聞こえてきて、肩をビクッと震わせる。
振り向くと、黒島君が居た。
『あ、黒島君』
「お、よう！」
ニッと笑う黒島君。
「何々？あ、もしかしてデート中？」
『違うよ』
「へぇー！
ならよかったw」
『うん？よかったね？』
そういうとﾌﾞｯと笑い出す。
…黒島君ってこんなキャラだったっけ？
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
in 某ファーストフード店
カリカリ(←勉強中)
「たっくんたら〜」(隣の席のカップル)
「あはは、ごめん、ごめん。つい、瞳がかわいくて」(名前は適当です)
「もぅ！！////」
カリカリ
『(…リア充め…！！！！)』
私は、光の早さで帰る準備をしてすぐ帰りました。
そのあと、コンビニに行くと前に並んでいるカップルがイチャイチャしてたので、家に着いて、クッションを殴りました。
では！
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Ai - 莉弥さん» ありがとうございます！！良き作品なんて…(ﾟﾛﾟ)更新頑張ります！ (2016年10月14日 7時) (
レス) id: 4b0ec96593 (このIDを非表示/違反報告)
莉弥(プロフ) - ﾊｧｯ…何て良き作品…(泣)
更新まってます！！ (2016年10月14日 1時) (携帯から) (レス) id: aa7d841247 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 明日香さん» コメントありがとうございます！！なるべく早く更新しますね！更新頑張ります！！ (2016年9月10日 21時) (レス) id: ca0ec5f260 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - とても面白かったです♪続きが気になります。更新頑張って下さい_(._.)_応援してます(^-^ゞ (2016年9月10日 19時) (レス) id: a56b4ade72 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 桜吹雪さん» コメントありがとうございます！！そんなこと思っていただけるなんて…すごく嬉しいです！！これからも頑張ります！ (2016年9月1日 19時) (レス) id: f7794d9ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ai | 作成日時：2016年8月20日 13時
