132話 ページ4
「…で。」
あの後から少し…いやかなり、料理の方に夢中で征と話をするのを忘れていたから、突然の声に驚いた。
『ん？何？』
お皿から征の方に目線をあげる。
と、逆に征はナイフとフォークでお肉を切り、一口食べる。
不思議に思いながら征をジッと見ていた。
一体なんなんだ…
色々な意味でドキドキしながら待っていると、征はやっとフォークを左、ナイフを右にとハの字に置いてた。
目線が合ったかと思えば征はニコッと微笑んで、
「今は7時だから、8時にそっちに行ってもいいかい？」
と言った。
…？
何言ってんだろう。
約束なんて…
と考えたとき、こういう時に限って発揮される謎の記憶力で私はぼっと顔が赤くなるのを感じた。
『あはは〜何のことかな〜？』
と、とぼけても当然征は気づいている。
「へぇ…覚えてないのか。
ならもう一度詳しく言おu」
『あ、あ〜！！！あれね〜！
うんうん。でも私ちょっとすぐ寝たいから〜
あはは〜』
いや、うん。間違ってない。
早く寝たいし…うん。
「そうか…じゃあ明日にするか」
あ、だめだ。
きっとこれ永遠と続くやつだ。
『キョウデダイジョウブデス』
「そう言うと思ったよ」
爽やかなスマイルの征。
来る前に寝たふりしよう！！！！
と決心し、残っている料理を口に運ぶのでした。
ちゃんちゃん。
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Ai - サクトさん» コメントありがとうございます！面白いなんて…（ ; ; ）これからもどんどん更新していくのでよろしくお願いします！！ (2018年5月14日 14時) (
レス) id: 8c807c774c (このIDを非表示/違反報告)
サクト(プロフ) - 面白いよ、早く続きが読みたいよ (2018年5月14日 1時) (レス) id: afd17c24b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ai | 作成日時：2018年5月12日 18時
