新野先生の娘は元軍医さん!？【玖】 (ページ21)

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ドクタケ城の動き⑤ ページ21

(魔界 side)

ゾクッ…
鳥肌が立つ…この女性は一体…？

魔界「それは…」

土井先生がいらっしゃるし…ここは信じてみよう…

黒戸「それは、ナルト城がアサギリの生き残りを探し当て、味方として引き入れようとしているからです。」

土井「ナルト城が！？それもアサギリの生き残りとは…」

『なぜ、アサギリに生き残りがいると思ったのでしょうか。』

まるで…こちら側の意図を見透かすような瞳…

黒戸「不明です。ですが、アサギリ始まって以来、史上最強と謳われた忍者が存在したことは、確かなのです。名は不明ですが…」

魔界「”舞狐”と異名されている忍者です。」

黒戸「舞狐は、朝霧要…亡き城主の懐刀でした。」

『その舞狐という忍者を、現在進行形でドクタケ城と交戦中のナルト城が、血眼になって探していると？』

この方は…かなりの凄腕だ…経験値が違う…

魔界「ええ…ナルト城にはすでに数多くの凄腕がそろっています。もし、アサギリの生き残りが加わったとしたら…」

黒戸「我々の命が危ういのです。私たちには、忍術教室の子どもたちを守る責務があります。」

魔界「そこで、私たちは稗田八方斎校長先生には内緒で調査をしておりました。」

土井「そうでしたか…しかし…極めて危険な状況ですね…」

黒戸「ええ…」

『状況は分かりました。ここからは私の独断で判断いたします。』

3人「「「！？」」」

土井「A！？」

『アサギリに関する事象が発生した場合、指揮権を委ねると、大川より言付けを受けております。』

学園長先生から指揮権を委ねられている教師…只者じゃない…

土井「そうだったのか…」

『私は身体障害により、任務の実行は困難です。そのため、大川の代行として指揮権を行使します。半助さん、協力いただけますか？』

土井「もちろんだ。」

『まず、舞狐についてですが、すでに我々が保護しております。』

３人「「「！？」」」

『正確には…タソガレドキ城と言うべきですが。』

土井「どういうこと！？タソガレドキ城が保護しているって…」

『分かりませんか？舞狐は九連のことですよ。』