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Side Story.2 ページ7
「左様でございます！
やはり、何か御用意されているのでしょうか？」
「何を？」
「チョコレートなど贈り物でございます！」
「誰に？」
「景吾お坊っちゃまにですよ！」
「…用意、してません」
そう言うと、使用人3人とも、雷が落ちたような衝撃を受けた反応をした
「こんなにも近くに居て、共に過ごしてきたというのに、あの景吾お坊っちゃまにバレンタインの贈り物を用意していないのですか！？」
おいおい泣き出す3人
なんでや
「A様！諦めてはなりません！あの景吾お坊ちゃまの
「えっ許嫁は嘘で言ったんじゃ」
「とにかく！ささ、こちらへ」
背中を押されながら、今着てるスーツモドキみたいな服装の上からフリフリのエプロンを着せられた
もっと他の無いのか
「ああっ！大事なことを忘れていましたわ！」
そう言ってくるっと扉を見ると、ビシッと着いてきた物吉(蝶)を見る
「ここからは男子禁制ですわ！物吉様も外へ出て頂きます」
そう言われると、物吉(蝶)は素直に扉へ向かう
「えっま、待って物吉！」
チラッとこちらを見たかと思うと、スルッと隙間から出て行った
心做しか、頑張ってください！と言っていた気がした
物吉め裏切ったな
後で覚えてろよ
「さあ、A様！
景吾お坊っちゃまが帰られるまで時間があまり無いので、急ぎましょう！」
もう既に意気消沈って感じなんですが
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作者名：メグ x他1人 | 作成日時：2019年8月11日 9時
