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Side Story.1 ページ6
あの宴会パーティの事件から約１ヶ月
＿＿＿＿時は2月14日、バレンタインデー
日本では、女性から男性にチョコレートなどを渡し、１ヶ月後のホワイトデーで男性から女性にお返しをするのが基本である
男性同士、女性同士の友チョコや、好きな人に渡す本命チョコ、とにかく配る義理チョコ、他にも様々な種類があるが、
その浮かれる街中の外れの馬鹿デカい宮殿での出来事である＿＿＿＿
「ふぅ、ただいまっと」
宮殿の裏にある勝手口から入る
正面から入ると、使用人達が固苦しくて嫌なんだよね
ケイゴほど立場が上って訳では無いのに
「今日、街中いつもより人多くなかった？」
スイイと飛んできて肩にとまった物吉に話しかける
「本日2月14日はバレンタインと言う日だそうですよ！大切な人に、チョコレートなどのお菓子や、贈り物をする日なんだとか」
「へえ、お菓子が貰え…」
「A様ーーっ！！」
ドドドド、と音を立てながら、女性の使用人が何人か走ってくる
えっ何
「失礼します！」
「わっ」
目の前で止まるかと思ったら、そのまま抱えられて、一緒に進むことに
物吉(蝶)もあとから飛んで来ていた
＿＿＿＿
バン！と勢いよく入ったのは厨房だった
やっと下ろされると、辺りを見回す間も無く、ガシッと腕を掴まれる
「A様、本日は何の日かご存じでしょうか」
「…バレンタイン？」
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作者名：メグ x他1人 | 作成日時：2019年8月11日 9時
