【朔間零】暴虐な魔王様のパシリにされた件について。 (ページ5)

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パシリの体育ページ5

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昼休みが終わった後の体育は地獄のようだ。

『昼食後の体育で吐いたらごめんね、凪咲』
「大丈夫だろ、てか吐くな」
『いやいや普通に吐くからね？』

先に走るか後に走るかを凪咲とジャンケンすると、わたしが先に走る羽目になった。

元陸上部だった私は、長距離より短距離派だった。

けど、部活中のハードル跳びで足を骨折させた私。

走る時はサポーターを付けるよう病院の先生に何度も注意をされた私だが、ここで私はとあることをやらかした。

『サポーター付けるの忘れてた』

「お前何してんの」

サポーターは運悪く更衣室に置きっぱなしだった為、今から取りに行ったとしても間に合わない。

さて、どうしようか。

サポーターなしで走れば、足を痛める可能性がある。

『サポーターなしで走るのアリ？』
「病院の先生に走る時はサポーターをつけろって言われてるのにバカなの？」
『やっぱりそうですよね、、』

「よーーーし、男子も準備出来た事だから今から始めるぞー」

ちょっと待てえええええええい！！

私まだサポーター付けてないじゃん！いや、付けてるんじゃなくて取りに行ってない！！

それでスタートされても走れませえええん！！

「よーーい、スタート！！」

『もうスタート！？』

どうしよう、私。