【朔間零】暴虐な魔王様のパシリにされた件について。 (ページ3)

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パシリの愚痴ページ3

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『生徒会長はう○こレベル』

『何がパシリだよふざけんなよクソ』

『一生アイツのパシリとかマジ無理』

『あいつ廊下に転がってるバナナの皮踏んで滑って転けろ』

愚痴が止まらない私は、独り言のように愚痴り続ける。

あの日からパシリとして使われた私は、クソ魔王様のせいで生活リズムが崩れていった。散々振り回される挙句、授業中に爆睡すれば椚先生に起こされて廊下に立たされる。
たまたま一年の教室を通りかかったクソ魔王様に、物凄い目で見られたのは本気で嫌だった。

『深穴掘ってクソ魔王突き落とそっかな』
「それは永遠に無理だぞパシリちゃん」
『だよね〜って..ぎゃぁぁあああ！？』

私の目の前にはいつの間にか、笑顔で突っ立った魔王様。

完全に今の愚痴聞かれましたよね。

『..全ての愚痴聞こえてませんよね..？』
「残念だな？全部聞こえた。」
『おーまいがーーーーー！！』
「おーまいがーーーじゃねえんだよ、パシリ」

クソ魔王様に愚痴を聞かれるなんて、人生の終わりだ。

きっと明日から恐ろしい仕返しがやってくる。
もう学校には行けないかもしれない、と思った私は必死に土下座をして謝罪をお詫びする。

これでも許してもらうためだからね！？

『南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏...』
「呪文唱えてんじゃねえよ」
『とりあえず黙ってて下さい』
「は？」

皆さん、愚痴るときは場所を考えましょうね。