お願い…エースを奪わないで…【ツイステ】

No.13 ページ19

…え、なに言ってんの…意味わかんないんだけど…




ミユ「っ…あんた無視すんじゃないわよ！！」


『べ、別に無視した訳じゃ…』


ミユ「じゃあ早く作りなさいよ！じゃないと水かけるわよ！？」




バケツいっぱいに冷たい水を入れて脅してきた

…水かけられても魔法で乾かせるからなぁ…でもめんどくさいし…

嫌だけどとりあえず従った方がいいかな…




『…わかった…作るよ…』


ミユ「ふっ、分かればいいのよ、分かればね！」




私は嫌だけど、頑張ってスポドリを作った

…あ、クレメンの分は少し濃くしないと…




ミユ「はぁ？あんたスポドリの素入れすぎじゃない？スポドリもまともに作れない訳？」




…なんか監督生ちゃん急にキャラ変わったな…いや、こっちが本当の性格なのかも…




『…クレメ、あー友達が濃いめがいいって言ってたから…』


ミユ「あー…あの緑髪の子ね…オクタの」


『…うん…』


ミユ「あっそ、わかったわ。さ、早く作ってくれる？」


『…うん…』




はぁ…最悪…




…よし、これで全員分だ…




『…監督生ちゃん、作ったよ』


ミユ「あら、よくやったわね。それじゃあたしが運ぶからあんた先入ってていいわよ」


『…わかった…』




…クレメンに、渡したかったなぁ…せっかく作ったのに…

私は少し俯きながら、監督生ちゃんより先に体育館に入った




…監督生ちゃん、少し遅くない…？外で何やってるんだろう…




ガラガラ




あ、やっと来た




ミユ「はぁ、はぁ…皆さん！遅れてごめんなさい！スポドリ出来ました…！」


フ「…小エビちゃん一人で作ったの〜？」


ミユ「はい！…やっぱり先にマネージャーになってた人には逆らえないですし… (ﾎﾞｿｯ」




…は？何言ってんの？私が全部作ったよね




フ「ふーん…クラゲちゃんってそういう人だったんだねぇ〜…小エビちゃんいじめて、楽しい？」


『へ…？いや私ほんと何もしてなくて、むしろ監督生ちゃんg((ミユ「フロイド先輩…！Aちゃんを責めないでください…！悪いのは、私の方、ですから…」』




…ほんと、なに…？




これじゃあ、私が酷いやつみたいになるじゃん…




ジ「…監督生、スポドリありがとな。まぁその…何か辛い事とかあったら俺達に遠慮なく相談してくれて構わないからな」


ミユ「ジャミル先輩…！ありがとうございます…！」




…どうしよう…皆んなに、言わないと…私は何もやってない…！

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