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八木さんとこの間巨匠と義勝さんにあったベンチに座り
どちらが言葉を発するわけでもなく
ただ夜風に当たっていた
八「荷物全然持ってないけど、ここら辺家なの？」
コクリと頷く
八「そっか！下北沢いい所だよね」
私には分からない、
どうして八木さんがただのファンの私に
声をかけてくれたのか
どうしてこんなふうに話をしてくれるのか
よくわからない。
貴女「夜の、下北は好きです」
八「そっかそっか笑 あした、来てくれるんだよね？」
そんな事まで知ってるんだね
もう一度頷く
八「待ってるね！」
そう言って笑う
八木さんの笑顔に吸い込まれそう
八「今日も疲れたなぁ〜、あ、引き止めてごめんね！帰ろっか！」
なんか、八木さんって風のような人だな
突然現れて素っ気なく別れを告げる
そんな感じ。
私は頷き
貴女「明日、楽しみにしてます」
と言って私から走って去っていった
_________________________________
八木side
八「待ってるからね」
白く細長い足で、ボブヘアーを揺らしながら
スタスタと走り去っていく君の後ろ姿に
小さく呟いた
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作者名：まなか | 作成日時：2017年9月17日 23時
