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一護が藍染と戦っている間、沙夜は四番隊の救護所に運ばれ、ひよ里の隣に寝かされた。
診察を終えた卯ノ花は深刻そうな表情を崩さない。
「卯ノ花さん、沙夜はどんなや?」
「……落ち着いて聞いてくださいね。今日が峠です。仮に意識が戻ったとしても、再び昏睡状態に陥ったら、二度と目を覚まさないかもしれない」
いくら破面といえど、内臓を傷つけられれば死に直結する。
あのウルキオラでさえ、再生が間に合わずに灰化したほどだ。
「クソッ、藍染……!」
今にも溢れ出しそうな感情をこらえようと唇を噛む。
――気付けば、辺り一面に白い花が咲き乱れていた。
それだけで、ここが現実世界ではないとわかる。
起き上がると、隣に懐かしい気配を感じた。
「起きたか」
「……ウルキオラさん?」
「ウルキオラでいい」
そういえば、藍染と死神たちが戦っている間もずっと感じていた霊圧が、途中から一切感じられなくなっていた。
それはつまり、ウルキオラが死んだことを意味している。
立ち上がった彼の後を追おうとすると、「来るな」と制止された。
「沙夜、お前はもう俺の従属官ではない｡ 己の足で歩けるはずだ。……今なら間に合うだろう、引き返せ」
「……驚いた。随分丸くなったのね」
「そうだな。これも心を手に入れた影響か。黒崎一護、井上織姫……奴らには感謝している｡ 沙夜、お前にもな」
「え?」
「どうにもお前の一挙一動が頭から離れなかった。それが興味を持つという感情なのだろうな」
彼はこんなに饒舌だったろうか、と軽く吹き出す。
ウルキオラがおもむろに手を伸ばしてきた。沙夜もつられて手を差し出す。
手が合わさった瞬間､まばゆい光が2人を照らした。
再び目を開けた時には、もうウルキオラの姿はなかった。
見えなくてもわかる。彼がいるのを感じる｡
友情でも恋愛感情でもないけれど、確かに2人は繋がっている｡
光に包まれ、視界が霞んでいく。
やがて､世界は変容した｡
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kocha28012(プロフ) - めっちゃ面白かったです！続編待ってます！ (12月30日 1時) (
レス) @page44 id: a73870853f (このIDを非表示/違反報告)
ねーぶる｡(プロフ) - 高評価ありがとうございます! 恐れ入りますが､この小説は名前固定(オリキャラ)とさせていただいてます｡それでもよろしければ、引き続きお楽しみください♪ (7月25日 8時) (レス) id: 6d62d65eb7 (このIDを非表示/違反報告)
なでこここ - めっちゃ面白いです！！名前変換だけできてない箇所があるので直してくださると嬉しいです🥺💕 (7月25日 6時) (レス) @page3 id: bdaf2286ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねーぶる｡ | 作成日時：2023年7月3日 13時
