アーヤの子供の前世がKZ男メンだった件

第4章 今世で会議 5 ページ18

sideヒコ

沙耶は、涙を堪えながら首を傾げた。
沙耶は洞察力が優れている。
普段はのほほんとしている4歳児なのに洞察力が人一倍優れている

だから、いつか沙耶に僕たちが前世の記憶持ちだということがバレるんじゃ無いかってヒヤヒヤしている

観察力だったら良いのに…あ、それでもバレる可能性はあるか

「宿題」

オミがとっさにそう答えた。
宿題って…隠すもんなの？

「なんで？」

ほら、沙耶がさらに突っ込んでくるよ！

「それは教えな〜い」

オミ、もうちょっと増しな嘘吐こうよ

「ええ〜」

「これはお兄ちゃん達の秘密だから、理由は言えないんだ。ごめんな」

タカ兄が沙耶の目の前に行って沙耶の目線まで
腰を下ろして言った

沙耶はさらに泣きそうに

ど、どうしよう…

「これが終わったら遊ぼ。
だからそれまでハルちゃんに遊んで貰っておいでハルちゃんお菓子くれるかもよ」

ハルちゃんは沙耶お気に入りの家政婦
本名を三島春香(みしまはるか)
独身の28歳
沙耶が産まれた年に来た女性で
沙耶が望むのであれば結婚しない。と公言している沙耶のことが大好きな人だ。


ツバサ兄が言うと

沙耶はさらに首を傾げて

「ほんと？やくちょくよ」

って小指を出した
指切りげんまんしてと言う合図

「ほんとほんと」

ツバサ兄も小指を出して沙耶の小指と絡ませた

「ゆ〜びきりげんまん嘘ついたら針千本の〜ますゆびきった！」

「きった！」

指切りげんまんした沙耶は笑顔で

「ハリュちゃんのとこ行ってくっリュ！」

って部屋を去っていった

ふう

「じゃあ、会議再開するか」

沙耶の介入で止まっていた会議を再開した

この数分後また沙耶が来て無理矢理会議を終わらせるまで前世のことで話し合った

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