episode3 ページ3
数日後。
気分転換に1人で夜の街を出歩いていた時。
夜闇を不自然に照らすネオンライトが眩しい。
友人のオススメしていたバーに行くことを決めた。
「(蘭とは別れたし、もうとか気にする必要ないかぁ)」
既にお酒が入りふわふわした頭で考える。
蘭のこと本気で好きだった頃は私健気だったなぁ・・・。私がいくら貞操守っても、蘭は守ってくれないのに。
これまたお酒のせいで涙腺が弱くなり、ほろりと泣いてしまいそうだ。
からんからん、とバーのドアを開けるとベルが鳴り、アルコールの匂いが鼻腔を擽る。
途端、1人のピンク色のサラサラヘアーの男性が近づいてきて、私を誘った。
「一緒に飲みませんか」
「・・・!ぜひ」
レッツ男漁り、と内心大歓喜で。隣に座ってグラスを傾けながら、他愛もない話をした。
「おーおー、俺のこと捨ててそう経ってねェのにもう新しい男見つけたのかー?」
耳に馴染む、甘くて低い声。バーの空気に合った色っぽさ。
「ら、ん」
なんでここにいるの、と言う前に、蘭が口を開く。
「三途も俺の女に手ェ出してンじゃねーよ」
「あぁ?知らねーよ、てか捨てられたって今自分で言ってたじゃねーかッ、所詮テメェは過去の男だよ」
そう、私の隣で今まで話していた人、三途というらしいが・・・が、蘭に返事をした。
どういう関係?知り合い、なのか?そして蘭はなんでここに、と疑問ばかりが頭を埋めつくした。
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うさ - 更新楽しみです (4月2日 16時) (レス) @page9 id: 4170d6f2b7 (このIDを非表示/違反報告)
ルンルン(プロフ) - うわー!!、!めっちゃ好き!続き!!!!!!めっちゃ気になる!!!!!!めっちゃ会えたところで終わった!!更新頑張ってほしい!! (2022年2月28日 14時) (レス) id: 9c620ed8f3 (このIDを非表示/違反報告)
むみま - I Love you (2022年2月24日 21時) (レス) @page12 id: 890f061712 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふデス! - 面白かったです!更新楽しみにしてます! (2022年2月12日 0時) (レス) id: 2bb9e850cc (このIDを非表示/違反報告)
こたつで食べるアイスは最高なのだ - 頑張ってくださいね!応援してます (2022年2月11日 16時) (レス) @page9 id: 689f1d0164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘宮 | 作成日時:2022年1月26日 15時