【d!】許嫁とか古いでしょ【shp】 (ページ25)

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怒涛の告白に、脳が思考停止する。

｢え･･･？好き、だった？｣

｢ちっちゃい時に親同士仲良くて、Aとも一緒にいたじゃないすか。んで、お恥ずかしながらAのことが好きで、その影響で許嫁やら婚約やらを知ったんです。･･･だから、よく分かってないAに無理言って、お互いの両親説得して･･････｣

そこまで喋って、ショッピくんは言い淀んだ。

｢･･･そういう経緯だったんだ｣

｢はい、俺が強引に･･･｣

｢うん｣

色々言いたいことはあるが飲み込んで、相槌を打つのに専念する。

｢たくさん面倒かけて、交友関係とかも制限させてすいませんでした｣

｢別にいい｣

｢だから、迷惑だろうと思って勝手に距離置いてました。許嫁、とかの名分で縛ろうとしてたのが後ろめたいのもあって｣

そこで、ショッピくんの言葉が途切れた。

｢･･･もう終わり？｣

｢はい｣

｢じゃあ、私も言っていいかな｣

身体中の勇気という勇気を掻き集めて、私は口を開いた。

｢私、ショッピくんが好き｣