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少し離れて五人を見る。
距離もないので会話は丸聞こえだ。
「今ここにいる僕たちは幸運だ。
登山家たちにとって栄誉は数あれど、やはり世界最高峰・人類初登頂 これに勝るものはない」
K2が笑みを浮かべて言った。
ホントに五歳児に見える……((
いつの間にか話は年齢に移ったそうだ。
譲君30超えてんの！？
私は今年で33ですね。
うそやん……。
僕は55だ。
みんな年齢高くない！？
「わたしも30超えてるんだよな……。」
『マジすか、敬語使うわ』
頭はたかれた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「いやー、これも第一次登山隊が失敗してくれたおかげっすね！」
飲み終わったカップを落としてしまった。
ネックウォーマーで口元を隠す。
笑顔で言う彼に悪気はないのだろう。
だが、周りのみえていない発言は考えものだ。
「聞き捨てなりませんね」
刺すような声が、響いた。
「私も、第一次登山隊には並々ならぬ思いがあります。
誰かの失敗の上に成り立つ成功と分かっていながら、今こうして心躍っている自分を恥ずかしく思っています」
「いやいやいや、事実だろう
彼らが失敗したおかげで俺たちにチャンスが回ってきた、違うのか？」
確かにそうだ。
一つも間違ってない。
でも、彼らはまだ＿＿＿＿＿＿
「彼らはまだ失敗していません。きっとこの山のどこかにいるはずです」
思ったことをそのまま言われて、心臓を鷲掴みにされた気がした。
「いるって言ったってなぁ、もう二か月だぞ。二か月も音信不通だ。とっくに＿＿＿＿」
「私はそれを確かめに来ました。まだわかりません」
『……』
最後の言葉は、そのまま俺に向けられた気がした。
そうだ、まだわからない。食糧問題を自力で解決しそうなあいつがいるんだ。
「まあなんにせよ、彼らから登ったという報告はない。失敗してくれた。
どうせ、くたばってるだろうさ」
険悪な雰囲気の中、ジゴローが二人の間に割って入る。
「いろんな思いがあるだろうけどさ、
山頂に登ったときみんなで笑って迎えられるようにがんばりやしょうや」
ジゴロ―君……流石。流石だ……！
めっちゃK2の心の声が聞こえた。
全然聞いてたイメージと違うわね……。
梓の心の声も聞こえた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ジゴローがしれっと言った Good night!で某ボカロを思い出した。
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降魔(プロフ) - 花筐さん» 神崎さんの事は信じないのに浴衣シグの言う事は信じるんですね (2020年6月4日 9時) (
レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
みとん - 花筐さん» この人だったらいちいち、「○○より♪」とかいいます？証拠ない癖に。その判断で人の精神を壊す壊さないが決まるんです！その一言で！！....もうやめてください。 (2020年5月18日 18時) (レス) id: b711861770 (このIDを非表示/違反報告)
桜にゃんこ＠crew(プロフ) - 花筐さん» 勝手に貴方のコメントを使ってしまいました。本当に申し訳ありません。その部分は削除して、作品にはパスワードをかけました。本当にごめんなさい。 (2020年5月10日 2時) (レス) id: f7f2e0dcb3 (このIDを非表示/違反報告)
みるく餅(プロフ) - 花筐さん» 酷い、酷すぎる。証拠あります？勝手な思い込みでそこまで言ったんならあなたの罪はものすごく重いですよ。 (2020年5月10日 1時) (レス) id: bf52b07c83 (このIDを非表示/違反報告)
花筐 - 完結させなくていいですよ。誤解されたのも貴方の不注意でしょ？出ていってくださいよ。 (2020年5月1日 17時) (レス) id: 41d66ddf2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神崎流華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kannzakiluka/
作成日時：2019年8月22日 3時
