銀魂 ３年Ｚ組銀八先生!!６

チョーチンアンコウの恋心 ページ26

と、突然校長が叫び出した。
ハ「ああーっ！」
銀「どうしたんっすか？」
校長が私の持っているラブレターに指をさす。
ハ「勝手に余のタイムカプセル出しちゃダメじゃん！」
全「えぇぇ？！」
ハ「恥ずかしいではないか〜」
ポッと赤くなる校長。
貴「何が恋男だ。チョーチンアンコウみてーな顔面さらしやがってよぉ」
ハ「あんた、鬼？」
校長が引き気味で言う。
新「だめですって、Aちゃん。大切な思い出なんですから」
そうたしなめた後、新八は「ハックショイ！」とくしゃみをかまし、手紙に鼻水と唾を大量にぶちまける。
ハ「お前マックスじゃん！」
と校長は怒鳴る。
そして、校長はいったん落ち着き言った。
ハ「もう一度埋め直してくれ」
貴「中に鼻くそ入れよー」
神「賛成アル！」
ハ「いや、お前らどこまでいじめっ子気質？」
すると銀八はだるい声で言った。
銀「タイムカプセル埋めるのもいいんですが、爆弾と勘違いしちゃったじゃないですか」
ハ「すまん」
苦笑いする校長。
こいつ、絶対反省してないな。
その時だ。神楽の声が上がった。
神「また定春がタイムカプセル掘り出したアル！」
何メートルか向こう、定春が穴を掘ったらしく、校長のと似たカプセルが転がっていた。
銀八はすっとそれをとる。
新「また開けようとしちゃだめですからね」
銀八は新八の言葉を無視して、さっそく開ける。
銀「かてーな、この蓋」
私はカプセルを覗く。
貴「待って。錆びててよく読めないけど、ここに『軍』っ字が書いてあ―――」
ドオオオオン。


翌日の朝刊。このような見出しが並んだ。
――『高校で不発弾が爆発 重傷者数名』
――『体育館全壊 あとかたもなく』


大部屋の病室。
ずらりと並んだベットの上で、私達は包帯だらけになっていた。
新「ギャク漫画の爆発で死人は出ない、っていう業界ルールがあって助かりましたね」
新八が天井を見つめて言った。
銀「夢小説だけどな」隣のベットで言う銀八。
貴「だけどこの夢小説、セリフ多いけどね」
神「早く読めるから、いいんじゃね？」
長「新しいグラサン買わないとな」
ハ「そんなことより体育館、焼け野原だよ？」
貴「一挙の大掃除で」
ハ「大赤字だよ！」
その時一番奥のベットから、聞き覚えのある声がした。
小「あ、看護師さん。カミュ、ロックで」
「「いや、おめーもケガしたのかよ！」
包帯姿の小銭形に、３ｚの五人が同時につっこんだ。

ジャンプを片付ける時は要注意！！編、終了！→←ギャグは死なない！

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