動機 ページ10
『…じゃあ、私が
怪しいと思う人を発表するね。』
私はその人の写真を
みんなの前にスッと出した。
「………っ!!」
『…第104期訓練兵、
……アニ・レオンハート。』
「………は?、」
エレンが困惑している。
『…どう?アルミン、意見は
一致した?』
「…………はい。」
「「………!!」」
「…ははっ、これは凄いな。」
ハンジの乾いた笑いが部屋に響いた。
『私がなぜ彼女だと思ったのか、
…動機を説明するね。
まず、……』
「…ちょ、ちょっと待って下さいよ!
貴方がアニを犯人だと言ったなら、
本当にそうなっちまうじゃない
ですか!!」
『…?、そんなことないよ、
私はただ…、単純に彼女を怪しいと
思ったから、ここでみんなに言っただけ、
…まだ決定では無いから。』
「…そうだけど、……でも…、」
『……エレン、私がそう思った
動機を聞いてくれる?』
優しい声色で言った。
「………はい、」
『……まず、彼女を知ったのは
この前の、立体起動装置の点検
…実は私もこっそりみんなの様子を
見ていたの。』
「……!!、全然気付かなかった…」
『……まあ、ハンジに無理やり、
行けって言われて行ったんだけどね。』
視線がハンジに集まる。
「…あはははっ、だって
ソニーとビーンが殺されたんだよ!?
犯人を見つけてほしかったんだよー!」
『…でね、やるからには徹底的に
やろうと思って、…だから、
訓練兵1人1人の顔を観察していたの。』
『………で、真っ先に気になったのは
アルミンだった。』
「……!!、ぼ、僕ですか?、」
『うん、…だって右の子の
立体起動装置をずっと
見ているんだもの。』
「……!!、そんな細かい所まで、
見ていたんですね…、」
アルミンは驚きを隠せないようだ。
『…そして、右の子も無表情すぎて
逆に怪しかったし、…内心
怯えていたと思ったの。』
「あの、アニが…ですか?」
エレンが私に聞いた。
『…うん、視線が一点のようで、
小刻みに揺れていた、それに後ろで
手を組んでいたようだけれど、
その手には力が入っていた。』
『……何もしていない人が
そんな状態になるかな?』
「……っ!!、」
『…まあ、それだけじゃ無いんだけど、
…アルミンの動機も聞きたいな。」
「………は、はい。」
緊張しているようだ。
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赤司神 - こんにちは!!リヴァイ兵長大好きです!この作品めっちゃおもしろいです!これからも更新頑張って下さい(^_^)/ (2018年4月10日 19時) (レス) id: 1f6eddaae4 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - こんにちは!作品拝見させていただきました!あの、1ついいですか?(アンチじゃないです汗)リブァイではなく、リヴァイですよ!ブ× ヴ〇 更新楽しみにしてます!頑張って下さい!! (2018年3月12日 17時) (レス) id: 2decbf618b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サキ | 作成日時:2018年3月11日 23時