前を向け ページ7
兵士が戻って来た。
「……ああっ、A副兵士長」
兵士は私の視線に気付いて、怯えながら
言った。
「……すみません！
自分が…A副兵士長の言うことを
聞いていれば、
こんな事にはならなかったのに、」
私は兵士に近付いた。
「………っ！！」
本当に殺されると思ったのか、
あれはただテストしただけなのに。
『…もう、後悔はない？』
「……！！、は、はい！！」
『……そう、ならいいんじゃない？』
私が兵士に笑いかけながら言った。
「…っ！？、あの、A副兵士長！」
「…おい、お前。」
「……！？、リヴァイ兵長！！」
「…これがあいつの、生きた証だ、
俺にとってはな。」
「…っ！！、うわあああああー！！」
ーー
『…ねえ、リヴァイ
エレンは目を覚ましたの？』
「ああ、今は部屋で休んでるだろうな。」
『…そっか、一応様子見てくるよ。』
コンコン
『…エレン、入るよ。』
ガチャッ
「…あっ、A副兵士長…」
彼の目を見て分かった。
…このままでは、危ない。
放っておいたら、すぐにでも
自害するだろう。
「…怪我は大丈夫ですか？」
『ええ、少し頭を打ったぐらい。』
「……すみませんでした、
………俺のせいでっ、」
彼が頭を下げて言った。
『…………。』
しばらく沈黙が流れた。
そして、
彼に言う言葉が見つかった。
『……そうだね、貴方のせいね。』
「………っ！！、」
彼の目が悲しみに揺れる。
『……噓、冗談。』
「………え、？」
『…だって、「貴方のせいじゃない。」
なんて、言い切れない。』
『…エルド達の事を殺したのは
女型の巨人、
それを目撃したのは貴方。
もし、貴方がリヴァイやミケだったら
それを防げたのかもしれない。』
『…でも、貴方はよく戦った、
それに私を助けてくれた。』
『……ありがとう。』
「………っ！！、うう、」
彼の目から涙が溢れた。
『…前を向かないと
人は、変われない、
私も頑張るから、貴方も頑張って。』
私は部屋から去ろうとした。
「…っ、…A副兵士長！！
ありがとうございました！！！」
『…こちらこそ、』
私は部屋を出た。
ーー
コメント、ありがとうございます！
うっかりしてましたー…。
どうぞ、これからも宜しく
お願い致します！
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赤司神 - こんにちは!!リヴァイ兵長大好きです!この作品めっちゃおもしろいです!これからも更新頑張って下さい(^_^)/ (2018年4月10日 19時) (
レス) id: 1f6eddaae4 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - こんにちは！作品拝見させていただきました！あの、1ついいですか？（アンチじゃないです汗）リブァイではなく、リヴァイですよ！ブ× ヴ〇 更新楽しみにしてます！頑張って下さい！！ (2018年3月12日 17時) (レス) id: 2decbf618b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サキ | 作成日時：2018年3月11日 23時
