強い強い意志 ページ30
「『…！！』」
「お前、何を言っているんだ！
またそんなことを…」
「教えて下さい、A副兵士長」
さっきとは全く違う燃えるような瞳で
私に言った
『…何故、そんなことを聞くんです？』
「…時間がないからです」
『……？』
「…私、いいえ俺は調査兵団に入り
ウォールマリア奪還作戦に参加したいと
思っています！」
『……！！』
「お前、いい加減に…『どうして、』
『…どうして、そう思った？』
「……俺には昔、恋人がいました」
「その恋人とは、身分も住む場所も
全く違って会えるのは3ヶ月に一度
ぐらいだったんです…」
「でも、心から愛していました
……しかし、5年前のあの日
巨人によってウォールマリアは破壊されました」
「…恋人が住んでいたのはウォール
マリアだったんです」
『………』
「ここまで言えばわかると思いますが、
その恋人は巨人に喰い殺されて
しまいました」
「…それから俺は毎日巨人に復讐する
ことばかり考えていました
それがあってか、父さんの反対を押し切り憲兵になれました」
「…ですが、憲兵になったところで
巨人に復讐できるわけもなく
家をずっと守るみたいなことしか
やらされませんでした」
「当たり前だろ！お前は仮にも
俺の息子だろうが！貴族なんだぞ？！」
「…そんなのはどうだっていいんだよ！」
「人類はこのまま壁に閉じこもってちゃ
また巨人が来たときにすべて
失ってしまう…そうなる前に巨人を
殺さねぇとダメなんだ」
「もういい、黙って…「A副兵士、俺を調査兵団に入れてください！」
「俺はこのまま壁の中で暮らすなんて
嫌です！復讐したいんです！
巨人に！！」
その強い強い意志がエレンに似ていて
少し目を細めた
『…ええ、貴方の気持ちはよく分かった』
『でも、なんで貴方から会いに来なかったの？
なんで私がこんなどうでもいい茶番に
付き合わされなきゃいけないの？』
「あっ、それは…」
『さっきも言ったけど、今調査兵団は
大変な事になってるの本当は今すぐ
にでも帰りたいの、わかる？』
「…っ、！！」
男は泣きそうな顔になって顔を伏せた
「…わざわざお手間を取らせてしまって
申し訳ありません…」
「なら、今から調査兵団に戻りま
しょう！俺も連れて行って下さい！」
『……！！』
続く
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赤司神 - こんにちは!!リヴァイ兵長大好きです!この作品めっちゃおもしろいです!これからも更新頑張って下さい(^_^)/ (2018年4月10日 19時) (
レス) id: 1f6eddaae4 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - こんにちは！作品拝見させていただきました！あの、1ついいですか？（アンチじゃないです汗）リブァイではなく、リヴァイですよ！ブ× ヴ〇 更新楽しみにしてます！頑張って下さい！！ (2018年3月12日 17時) (レス) id: 2decbf618b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サキ | 作成日時：2018年3月11日 23時
