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貴族の息子 ページ29

馬車に揺られること数時間…





『…やっとついた、』




馬車が止まり扉を開けるとそこには
綺麗な街並み




少し先でスーツ姿の男がこちらを見ていた






「お待ちしておりました。
A・ミラルド様…こちらへ」






案内されるがままに行くと部屋の前にたどり着いた



「…どうぞ、お入りください」









『…失礼致します、調査兵団副兵士長
A・ミラルドです』




「これはこれは!よく来てくれましたな
さあこちらへ」




貴族の1人だろうか、名前は分からない



ニコニコとわざとらしい笑みを浮かべている




その貴族の他に若い男が座っていた




私はその男と向かい合うような形で座らされた





「いやあ、わざわざありがとう
こざいますほらお前も礼を言いなさい」




「…ありがとうこざいます」



渋々といった感じで若い男は言った





『…それで?』




「…はい?」




『私をここへ呼んだのは何故です?
手紙などではなく、直接なのですから
大事なお話なんでしょう?』





「あぁ、いやあそれがですね…」




男は何かを企むような笑みに変わった





「うちのリクと見合いをと思いまして…」





『……は?』





「前々から貴方に見合いの手紙を
送っていたのですが、やはりお忙しい
のかお返事がなく…」




私は驚きのあまり目を見開いてしまった




『…ふざけんな…、』




「…え?」




幸いにも小さな声だったから聞こえてはないだろう





『…そうですね、調査兵団は忙しいんです
はい、とても忙しいんです』




『今私達がこうしてゆっくり喋っている
間にも、調査兵団は新たな作戦を実行し
ているでしょう』




『…その作戦の中に私も入っていたんです』




「ええ、ですから
王に頼んでエルヴィンに…」




王を使ったのか、こんな見合いのためだけに




「まあ、その話は置いといて
どうです?うちの息子は、」




目の前にいる男と目があった、



その目は静かにこちらを見ている
ようで、でも何か強い意志を感じた




「ほら、お前からも何か言いなさい」



「…あの、」



男が重々しく口を開いた



「ウォールマリア奪還は、いつですか?」









「『…!!』」

強い強い意志→←王宮へ



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赤司神 - こんにちは!!リヴァイ兵長大好きです!この作品めっちゃおもしろいです!これからも更新頑張って下さい(^_^)/ (2018年4月10日 19時) (レス) id: 1f6eddaae4 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - こんにちは!作品拝見させていただきました!あの、1ついいですか?(アンチじゃないです汗)リブァイではなく、リヴァイですよ!ブ× ヴ〇 更新楽しみにしてます!頑張って下さい!! (2018年3月12日 17時) (レス) id: 2decbf618b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サキ | 作成日時:2018年3月11日 23時

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