七十六章 ページ8
貴方side
目を開き 確認する。感じるのは体温で冷たい空気の宇宙ではなかった。
貴「みんな……?」
これは幻なのだろうか。実は私は死んでいて、神様が夢を見せてくれているのだろうか。でも、感じる体温は嘘だとは思えなくて。
貴「なんで…いるの」
浦「俺たちにとっての織姫はAだって気がついたから」
そのわっくんの言葉にみんな頷いていて。
貴「自分勝手すぎるし…… あんなに冷たかったくせに」ジトー
視線を送ると苦笑するみんな。ほら、やっぱりいつも通り。
貴「これからどうするの?」
志「お父さんに話にいくしかないやろ」
え…
サラッとまーしぃが言った一言に私は驚く。だって、彦星がそんなことをしていいのか。もともと私は地球の人で。織姫ではなくて。ただの記者で。四人に忘れ去られていた人で。
あの日、言い伝えのことを調べなかったら、出会うことはなかった。運命でも必然でもない__ただの偶然。
館について私は本物の織姫にこっそり会いにいった。
織「初めまして、地球の方。」ペコッ
貴「は、初めましてっ」ペコッ
こんなに礼儀正しくしてくださるなんて思ってもなかったから、焦ってお辞儀をする。
織「お父様のことは気にしず、ここにいてもらっていいんですよ」
貴「いえ……私は___。」
そう告げると織姫は驚いて 本当にいいのか聞いてくる。私は決めたことだからと答えた。
織姫はそれなら…と言って 私に話してくれた。
織「私は まーしぃの過去を聞き出せなかったの… でも貴方は教えてもらってました。私、羨ましく思いました。 私……まーしぃのこと」
そう言って黙ってしまう織姫。私は織姫の頭を撫でて わかってる。と合図を送った。好きってきっと苦しいと思う。楽しいと思う。 私だってアイツのことが…
織「すいませんっ!なんか… お姉様みたいで…」
貴「いいよ 別に。 名前は何て言うの?」ニコッ
織「私、夏蓮です。 夏に生まれたので…」
貴「夏蓮… ありがとう。 じゃあ またいつか」バイバイ
夏「はい! では! また絶対いつか!!」バイバイ
夏蓮… この名は聞いたことがある。でも今は____の部屋へと向かった
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藤雨 - 2年前は、コメントしませんでしたがもう一度読みなおそうと思って見たら、あらま〜オマケが更新されてる〜と思っておもわずコメントを投稿しました。いいですね〜。再開からの逆ハーレム。神作品ありがとうございます。 (2020年8月7日 13時) (レス) id: b1acaa5d0c (このIDを非表示/違反報告)
さくらもんじゅ(プロフ) - ハゲつるマン@19830617さん» ィェ((・ω・*≡*・ω・))ィェはい!応援しています! (2018年7月31日 17時) (レス) id: 3207ba56b6 (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - さくらもんじゅさん» ありがとうございます! 大好きなんてそんな笑 これからも頑張ります! (2018年7月31日 17時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもんじゅ(プロフ) - 完結おめでとうございます!この物語、大好きです!これからも頑張ってください!!! (2018年7月31日 17時) (レス) id: 3207ba56b6 (このIDを非表示/違反報告)
とある文芸部員(プロフ) - ハゲつるマン@19830617さん» 完結間近ですか!その後とかも見てみたいです!これからも頑張ってください! (2018年7月30日 13時) (レス) id: 27ed13c301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハゲつるマン@19830617 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年7月21日 20時