八十二章 ページ14
貴方side
星が広がっている地面。
私は１人で立ち止まり星を見上げる。
伝えられずにいるこの思いを静かに溢す。
風の音も海の音も聞こえない。
なんて寂しく、神秘的な空間なんだろう。
星を線で結んでえがく。
何をえがくなんて決めてなかったのに、あの日々と重ねて描いてしまう。
これを瞳の中にうつして、ため息を溢す。
強がって、逃げた。
本当はみんながいないと何もできないのに。
貴｢私ってつくづく面倒臭いやつだなぁ｣
遠く続いてる星達には悩み事なんてあるのだろうか。
みんなは私が逃げたのをどう思ってるのかな？
面倒臭いやつだと思ってくれてるなら嬉しいよ。
早くこんなやつの事なんか忘れてね。
なんて思いながらもそばにいたいと願う私がいる。
何もかも忘れられたら楽なのに。
もういっそ、宇宙の彼方で消滅できたらなぁ…
そんな思考を繰り返していると、日があけそうになる。
そろそろ出発の時間だ。
貴｢私はまだ、やり残したことたくさんある！ここに残っていられない｣
そう思っていた矢先、木々がｻﾞﾜｻﾞﾜと揺れる。
そこから何かがおもいっきり通過していった…と思ったらこっちにきた？
貴｢なんでいるん？ 四人の彦星さん｣
志｢お別れ言いにきたんやろ…ていうか止めにきた｣
貴｢私はもう行く。早く帰るから。お別れなんていらない。｣
だって私はこの世界にとっていらない存在。
この世界は回り続けるよ、私がいなくても。
だから…ほっといてほしい。
浦｢俺、Aといて楽しかったぞ。いつも笑顔でいてくれよな｣
貴｢…｣
志｢お前は俺の過去を受け止めて大事にしてくれた。ありがとうな、A｣
貴｢…｣
坂｢俺の太陽で、笑ったり怒ったり、泣いたり、喜んだり。いつもありがとうな、A｣
貴｢…｣
セ｢諦めんとってな、A。俺らはずっとそばにおるから｣
貴｢…何も…言えないよ｣
私は貴方達に答え応えられない。
ごめんね。ごめんね。
謝っても足りない。
でも私は
貴｢今までありがとう、みんな。みんなは私を救ってくれた。大切にしてくれた。愛してくれた。仲間にしてくれた。それは伝えられなほど__｣ﾎﾟﾛｯ
あれ？なんでだろうね。なんで涙が溢れてくるの…？
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藤雨 - ２年前は、コメントしませんでしたがもう一度読みなおそうと思って見たら、あらま〜オマケが更新されてる〜と思っておもわずコメントを投稿しました。いいですね〜。再開からの逆ハーレム。神作品ありがとうございます。 (2020年8月7日 13時) (
レス) id: b1acaa5d0c (このIDを非表示/違反報告)
さくらもんじゅ(プロフ) - ハゲつるマン@19830617さん» ィェ((・ω・*≡*・ω・))ィェはい！応援しています！ (2018年7月31日 17時) (レス) id: 3207ba56b6 (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - さくらもんじゅさん» ありがとうございます！ 大好きなんてそんな笑 これからも頑張ります！ (2018年7月31日 17時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもんじゅ(プロフ) - 完結おめでとうございます！この物語、大好きです！これからも頑張ってください!!! (2018年7月31日 17時) (レス) id: 3207ba56b6 (このIDを非表示/違反報告)
とある文芸部員(プロフ) - ハゲつるマン@19830617さん» 完結間近ですか！その後とかも見てみたいです！これからも頑張ってください！ (2018年7月30日 13時) (レス) id: 27ed13c301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハゲつるマン@19830617
| 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年7月21日 20時
