episode.12 ページ12
.
周りを囲んでくる冷めている女たち。何が楽しくてこの女たちはついてくるのだろうか。はっきり言って邪魔でしかない。
「センラさん、もう行こうや」
「そうやね、そろそろ」
もう行っちゃうの?と言いながら体くねらせる女。香水の臭いが混じりに混じりあって、臭くて仕方がない。ここから俺たちの身代わりを捜し出すなんて無茶だ。
俺たちを会場裏へ行かせないように周りを右往左往する奴らを割って入ってきた坂田。すこし汗ばみながら、俺たちを会場裏へと連れていってくれた。
「……っは、臭かったわ〜」
息を止めていたのか、ゼーゼーと肩で息をする坂田。そんなに臭いのか。やっぱり今まで神聖な場所で暮らしてきていた純粋な怪物さんは違うな。
「で、ここまで呼びに来たのはなんか用があったんやろ?」
「あ、そうやねん。うらさーーん!」
うらたさんのいるであろう場所に目を凝らして見ると、女を抱えて歩いてくるうらたさんが見えた。
546人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 雪華さん» すみません、間違えていました、指摘ありがとうございます! これからもこんな作者ですがよろしくお願い致しますね! (2019年1月17日 18時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。ストーリーが面白くて好きです!あと、捕食者って食べる側なので被食者がただしいのではないでしょうか? (2019年1月17日 0時) (レス) id: f84b103640 (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - ちゃちゃるさん» ありがとうございます! (2018年11月3日 13時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃる(プロフ) - 今作もとても面白いです!!続き楽しみにしてます♪ (2018年11月3日 13時) (レス) id: 461b4b0bb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 笑笑 ハロウィンナイトは明日ですよ!(あと一時間半) (2018年10月30日 22時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハゲつるマン@19830617 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年10月23日 22時