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ユウside
「それにしても学園長は何処に行っちゃったのかしら。式の途中で飛び出して行っちゃったけど…」
学園長…
あ、クロウリーさんの事か
「職務放棄……」
これも、クロウリーさんの事か…
かなり誤解されている気が…
「腹でも痛めたんじゃないか?」
誤解が加速していく
それに、こんなにガヤガヤしているのに女の子はまだ目覚めない
起こしてあげたいけれど、この姿勢を崩すのも勿体ないって思っちゃう
『……あっ』
「! 起きた」
『……何だ、夢の中か…』
「ごっちゃになってる…」
きっと、ここに来てしまった現実を受け止めたくないんだろう
今は、そう思うしかなかった
「違いますよ!」
すると、満を持して抗議の声をあげるクロウリーさん
「あ、来た」
しかし、相手はつれない
言い訳を始めるクロウリーさんを見て、また隣の女の子の方に顔を戻した
よく見ると、綺麗な顔をしていた
顔は小さいし、唇も可愛らしくピンク、睫毛もそこそこ長い
「……綺麗」
今の姿勢とあいまい、どこかのお姫様に一瞬見えた
このまま起きないんじゃないか…
そう思い始めていると、自分が呼ばれる
「寮分けが終わっていないのは君だけです。狸君は私が預かっておきますから、早く闇の鏡の前へ」
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しゃけ(プロフ) - ひぃ…更新し続けてる……これからが楽しみです。ユウが女の子、という点も興味がそそられます! (2020年7月23日 17時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
C.l.1(プロフ) - 好きです!! 原作沿いがとても好きなので読めて嬉しいです。これからも頑張ってください! (2020年7月23日 16時) (レス) id: bb3e5151b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴イジング | 作成日時:2020年7月23日 7時